中央大学人文科学研究所研究叢書53
フランス十七世紀の劇作家たち
A5判 464ページ
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-8057-5338-5 C3398
奥付の初版発行年月:2011年03月 / 発売日:2011年03月下旬
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-8057-5338-5 C3398
奥付の初版発行年月:2011年03月 / 発売日:2011年03月下旬
内容紹介
フランス十七世紀演劇の全体像の理解には、コルネイユ、モリエール、ラシーヌ以外の多くの埋もれた劇作家たちの作品が欠かせない。本論考では、1620年代から世紀末までの10人の劇作家たちの生涯と作品を論じている。「アルディ」は1620年代の作品を、「メレ」、「ロトルー」、「スキュデリー」はコルネイユと同時代のバロックの作家たちを、「デマレ・ド・サンソルラン」は劇作と政治との関わりを、「トリスタン」、「キノー」はコルネイユからラシーヌにいたる悲劇を、「スカロン」はモリエール以前の喜劇の流れを、「ルサージュとルニャール」はモリエール以後の喜劇を論じて、演劇の総体を明らかにしようとする試みである。