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フランス十七世紀演劇の諸相混沌と秩序

中央大学人文科学研究所研究叢書60
混沌と秩序 フランス十七世紀演劇の諸相

A5判 460ページ 上製
価格:5,390円 (消費税:490円)
ISBN978-4-8057-5345-3 C3398
奥付の初版発行年月:2014年03月 / 発売日:2014年03月下旬

内容紹介

フランス17世紀演劇には、「古典主義演劇」という範疇では捉えきれない多くの研究課題がある。17世紀前半に「悲喜劇」が本格的に上演され始めるが、同時に劇理論の論争も生まれる。実際の舞台も、世紀前半とは後半では大きく異なる。またその傍らでオペラの舞台が独自の発展を遂げる。劇中劇も17世紀を通して演じられた。一方、ギリシア・ラテン、スペインの演劇の影響も見過ごせない。また、これまでほとんど見過ごされていたが、一群の女性作家が存在する。『タルチョフ』に代表される演劇と宗教の問題は古くて新しい問題である。本書では、こうした問題に照明を当てている。



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