中央大学人文科学研究所研究叢書67
モダニズムを俯瞰する
A5判 上製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-8057-5351-4 C3390
奥付の初版発行年月:2018年03月 / 発売日:2018年03月中旬
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-8057-5351-4 C3390
奥付の初版発行年月:2018年03月 / 発売日:2018年03月中旬
内容紹介
文学におけるモダンとはいかなる現象なのか?19世紀後半から20世紀前半にかけて、近代化とともに世界は一体化への歩みを進める。これと歩調を合わせるように芸術面でも新しい動きが各地で生まれた。フランス、イタリア、イギリス、キューバ、メキシコ、アルゼンチン、日本、ブラジルで起こった芸術の近代化=モダニゼーションの動きを、さまざまな視角から個別に解き明かしつつ、文学におけるモダンの問題を世界的な視点から捉え直す論考集。
目次
<主要目次>
ロートレアモン伯爵の剽窃の技法 ――『マルドロールの歌』第五歌第一詩節、第五歌第二詩節を中心に―― 三枝 大修
イタリア・モダニズム再考 土肥 秀行
エズラ・パウンドの詩学 ――ふたつの大戦と地上の楽園―― 真鍋 晶子
NRF(『新フランス評論』)の前衛の受容をめぐって ――ジッド、リヴィエール、ポーラン―― 本田 貴久
ミノリスタとアフロキューバ主義 安保 寛尚
メキシコの雑誌『ウリセス』による「同時代性」の追求
――スペイン・アルゼンチン間の論争(一九二七年)を手がかりに―― 南 映子
ピエール・ルヴェルディのノート 桑田 光平
モダニズムの身体 ――一九一〇年代~三〇年代 日本近代詩の展開―― エリス 俊子
戯曲『オルフェウ・ダ・コンセイサォン』(一九五四年)と詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスにおける黒人表象の問題 福嶋 伸洋