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ルソーを知る、ルソーから知るルソー論集

中央大学人文科学研究所研究叢書75
ルソー論集 ルソーを知る、ルソーから知る

永見 文雄:編著, 小野 潮:編著, 鳴子 博子:編著
A5判 392ページ 上製
価格:4,730円 (消費税:430円)
ISBN978-4-8057-5359-0 C3331
奥付の初版発行年月:2021年03月 / 発売日:2021年03月中旬

内容紹介

心に響く言葉はどれですか。<社会で生きる自然人><総合人間学><セレブリテ><聴く-聴かせる><有益な過ち><確実な認識><自己語りのエクリチュール><オペラの幻想><政治的受容><統治・習俗・世論><キャラクテール・ナショナル><アーレント><九月虐殺>
2012年のルソー生誕300周年から9年。中央大学人文科学研究所・共同研究チーム「ルソー研究」の二期十年を締め括る論集。「『エミール』論考」、「道徳・感覚・感情論考」、「政治論考」の三部構成。文学、教育、政治分野から13名のルソー研究者が結集。ルソー研究の現在から未来を展望する人文科学・社会科学の垣根を越えた研究叢書。

著者プロフィール

永見 文雄(ナガミ フミオ)

中央大学名誉教授

小野 潮(オノ ウシオ)

中央大学文学部教授

鳴子 博子(ナルコ ヒロコ)

中央大学経済学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第一部 『エミール』論考
 第一章  エミールはどこに住むのか?
 第二章 総合的人間研究(総合人間学)の先駆者としてのルソー
 第三章 脆弱性としての著名性
 第四章 「信仰告白」が『エミール』に為そうとしたこと
 第五章 有益な過ち
第二部 道徳・感覚・感情論考
 第六章 『道徳書簡』「第三書簡」の二源泉
 第七章 結節点としての内的感覚
 第八章 『新エロイーズ』とオペラの幻想
第三部 政治論考
 第九章 「政治的受容」とは何か
 第十章 ジャン= ジャック・ルソー『社会契約論』における
     「統治(gouvernement)」「習俗(moeurs)」「世論(opinion publique)」
 第十一章 国民から人民へ
 第十二章 ルソーにおける自由と人民主権
 第十三章 九月虐殺とルソーの戦争状態論


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