中央大学学術シンポジウム研究叢書13
グローバル文化史の試み
A5判 278ページ 上製
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-8057-6193-9 C3336
奥付の初版発行年月:2023年03月 / 発売日:2023年04月中旬
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-8057-6193-9 C3336
奥付の初版発行年月:2023年03月 / 発売日:2023年04月中旬
内容紹介
地球はその長い歴史の過程において、さまざまな文化を生んできた。文学、演劇、オペラ、科学、人文学――これらの文化現象は、あらためてグローバル史の文脈に置きなおす必要がある。中央大学における共同研究が生んだ論集。「世界の諸地域、諸時代の文化についての学術情報」の章は、研究についての研究である。研究対象とする地域や時代が異なると、学術情報の扱い、その流通のしかたはいかに変化するか。本書は、近年盛んな学術情報流通研究にも、比較文化的視点からの貢献を試みる。
著者プロフィール
縄田 雄二(ナワタ ユウジ)
中央大学文学部教授
小山 憲司(コヤマ ケンジ)
中央大学文学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第I部 交流の無い二地域の文学を比較する
第1章 1000年-1340年のドイツ語圏と日本の歌集
第II部 ユーラシアの科学と文化
第2章 グローバルに文化を問うこと
第III部 上演空間と舞台技術
第3章 映写技術と舞台
第4章 上演空間,舞台技術,筆記面の歴史としての世界演劇史
第IV部 現代オペラの国際性
第5章 オペラを通して「アフリカ」に出会う
第6章 細川俊夫作曲マルセル・バイア―台本のオペラ「地震・夢」
第V部 世界の諸地域,諸時代の文化についての学術情報
第7章 人文学と学術情報流通
第8章 楔形文字資料と人文情報学
第9章 中国と琉球の学術研究の舞台裏
第10章 資料とそのゆくえ
第11章 グリニッジ天文台における文書管理の技法
第12章 日本のドイツ文学研究における学術情報流通