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自動車の衝突安全

自動車の衝突安全

B5判 320ページ 上製
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-8158-0691-0 C3053
奥付の初版発行年月:2012年02月 / 発売日:2012年02月下旬

内容紹介

自動車の衝突時に乗員や歩行者の安全を確保する衝突安全について、関連法規や傷害バイオメカニクスなども含め、多角的かつ系統的に解説した初の成書。自動車工学の研究者・技術者だけでなく、事故捜査・鑑定従事者、交通外傷を治療する医師など、自動車・交通事故に関わる全ての人に。


目次

1 インパクトバイオメカニクス
   1.1 傷害コントロール
   1.2 インパクトバイオメカニクスとは
   1.3 インパクトバイオメカニクスモデル
        1.3.1 ボランティア / 1.3.2 屍 体 / 1.3.3 動 物 / 1.3.4 衝突ダミー /
        1.3.5 コンピュータモデル
   1.4 荷重による傷害発生過程
   1.5 傷害スケール
   1.6 傷害リスク関数
   1.7 解剖学的用語
   1.8 骨と靱帯の特性
   1.9 頭 部
        1.9.1 解剖学 / 1.9.2 頭部傷害 / 1.9.3 頭部傷害メカニズム / 1.9.4
        頭部の傷害基準
   1.10 頚 部
        1.10.1 解剖学 / 1.10.2 頚部傷害 / 1.10.3 頚部の傷害基準
   1.11 胸 部
        1.11.1 解剖学 / 1.11.2 胸部傷害 / 1.11.3 胸部の衝撃応答と傷害基
        準
   1.12 骨盤と下肢
        1.12.1 解剖学 / 1.12.2 下肢傷害 / 1.12.3 下肢の傷害基準

2 衝突ダミー
   2.1 ダミーの仕様
        2.1.1 単純性 / 2.1.2 人体計測 / 2.1.3 生体忠実性 / 2.1.4 反復性
        2.1.5 再現性
   2.2 ダミー座標系
   2.3 フィルタ
   2.4 衝突ダミー
        2.4.1 前面衝突ダミー / 2.4.2 側面衝突ダミー

3 コンピュータモデル
   3.1 マルチボディ解析
   3.2 有限要素解析
   3.3 人体とダミーのコンピュータモデル
        3.3.1 衝突ダミーモデル / 3.3.2 人体モデル

4 部材のエネルギー吸収
   4.1 平板の圧縮
        4.1.1 弾性座屈 / 4.1.2 板の最大圧縮強度
   4.2 はりの塑性関節
   4.3 軸圧壊
        4.3.1 円筒の弾性座屈 / 4.3.2 塑性座屈 / 4.3.3 弾塑性座屈
   4.4 曲げ崩壊
        4.4.1 塑性関節 / 4.4.2 弾性座屈をともなう場合 / 4.4.3 フロントサイド
        メンバーの曲げモデル
   4.5 軸力と曲げモーメントの組み合わせ

5 前面衝突
   5.1 衝突の運動学
        5.1.1 車両加速度 / 5.1.2 GS線図 / 5.1.3 ES線図 / 5.1.4 2次元の
        車両運動
   5.2 衝突特性
        5.2.1 車体剛性 / 5.2.2 衝突時の変形と加速度 / 5.2.3 バリア荷重
   5.3 前面衝突試験
        5.3.1 フルラップ剛体壁前面衝突試験 / 5.3.2 オフセット前面衝突試験 /
        5.3.3 フルラップとオフセット前面衝突試験の比較

6 乗員保護
   6.1 拘束装置と乗員運動
   6.2 車と乗員の運動
        6.2.1 運動の基礎式 / 6.2.2 実験データの適用
   6.3 ライドダウンエネルギー
   6.4 車両加速度波形と乗員加速度
   6.5 スレッド試験
   6.6 たたみ込み積分による乗員応答の予測
        6.6.1 たたみ込み積分 / 6.6.2 ばね質点モデルのたたみ込み積分表示
        / 6.6.3 有限インパルス応答
   6.7 車両加速度波形の最適化
   6.8 乗員運動の解析
   6.9 乗員拘束装置
        6.9.1 シートベルト / 6.9.2 エアバッグ

7 側面衝突
   7.1 側面衝突試験
   7.2 側面衝突モデル
   7.3 乗員保護
        7.3.1 ダミーの運動 / 7.3.2 ダミーの傷害値の低減方法 / 7.3.3 ダミー
        の肋骨たわみ
   7.4 エアバッグ
   7.5 ばね質点モデル
   7.6 側面衝突における車体の衝突力
   7.7 スレッド試験

8 コンパティビリティ
   8.1 車対車前面衝突
   8.2 コンパティビリティに影響を与える因子
        8.2.1 車両質量 / 8.2.2 構造インタラクション / 8.2.3 剛性マッチング
        / 8.2.4 客室強度
   8.3 コンパティビリティ評価試験
        8.3.1 米国自主規制/ 8.3.2 フルラップ荷重分布計測試験/ 8.3.3 PDB
        試験 / 8.3.4 ODB試験 / 8.3.5 オーバーロード試験 / 8.3.6 MDB試
        験 / 8.3.7 ORB試験 / 8.3.8 試験の組み合わせ
   8.4 側面衝突

9 歩行者保護
   9.1 事故状況
   9.2 歩行者の挙動
   9.3 傷害発生メカニズムおよび傷害耐性
        9.3.1 頭 部 / 9.3.2 胸 部 / 9.3.3 腰 部 / 9.3.4 下 肢
   9.4 歩行者保護試験法
        9.4.1 頭部試験 / 9.4.2 大腿部試験 / 9.4.3 脚部試験 / 9.4.4 大腿
        部インパクタによるバンパー試験 / 9.4.5 法規動向
   9.5 コンピュータシミュレーション
        9.5.1 マルチボディ解析 / 9.5.2 有限要素解析
   9.6 自転車乗員の保護

10 子ども乗員の保護
   10.1 子どもの交通外傷の特徴
        10.1.1 頭 部 / 10.1.2 頚 部 / 10.1.3 胸腹部 / 10.1.4 骨 盤 /
        10.1.5 四 肢
   10.2 組織の材料特性
   10.3 傷害基準
        10.3.1 スケーリング / 10.3.2 頭 部 / 10.3.3 頚 部 / 10.3.4 胸 部
   10.4 衝突ダミー
   10.5 チャイルドシート
        10.5.1 CRSによる乗員保護 / 10.5.2 評価試験/ 10.5.3 ISOFIX CRS
        / 10.5.4 CRS乗員の運動 / 10.5.5 側面衝突

11 事故再現
   11.1 1次元の衝突
        11.1.1 固定壁衝突 / 11.1.2 車対車衝突 / 11.1.3 バリア換算速度
   11.2 2次元の衝突
        11.2.1 運動量保存の法則 / 11.2.2 変形エネルギーとデルタⅤ
   11.3 車体変形エネルギー
        11.3.1 車体変形モデル / 11.3.2 車体変形エネルギーの計算方法
   11.4 衝突後の車両運動
        11.4.1 車両運動 / 11.4.2 タイヤと路面の摩擦力
   11.5 歩行者事故
        11.5.1 歩行者の運動 / 11.5.2 歩行者の傷害 / 11.5.3 歩行者の転
        倒移動距離


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