現代アメリカ選挙の変貌 アウトリーチ・政党・デモクラシー
渡辺 将人:著
A5判 上製
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-8158-0824-2 C3031
奥付の初版発行年月:2015年12月 / 発売日:2016年01月中旬
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-8158-0824-2 C3031
奥付の初版発行年月:2015年12月 / 発売日:2016年01月中旬
内容紹介
アメリカ政治は選挙で動く。コンサルタント主導のメディア戦略では手の届かなかった多様な人々をいかにして摑んでいくか。オンライン技術とともに新たな潮流が展開する選挙民対策の現場から、デモクラシーの進展と分裂の可能性をともに孕んだアメリカ選挙の現在を浮彫りにする。
目次
序 章
第1章 アメリカの政党と選挙 —— アウトリーチ戦略の文脈
1 なぜアウトリーチ戦略が重要なのか
2 先行研究の批判的検討
3 アメリカ政党政治の中に位置づけるために
4 本書の課題
第2章 人種・移民・宗教をめぐる集票 —— アウトリーチの開花とその軌跡
はじめに
1 アクター・活動・対象
2 起源と開花
小 結
第3章 「地上戦」 の復興と新技術の融合
—— 「オバマ選挙」 以後のアウトリーチ戦略の展開
はじめに
1 2008年選挙 —— 人種アウトリーチと地上戦への回帰
2 2010年選挙 —— 保守派の草の根運動とヒスパニック票
3 2012年選挙 —— 「ビッグデータ選挙」 とアウトリーチ
小 結
第4章 予備選挙・党大会・政権運営 —— 「コミュニケーション空間」 の誕生
はじめに
1 アウトリーチ戦略の効果 —— 新しい 「コミュニケーション空間」 の創出
2 アウトリーチ戦略の限界 —— その範囲と効果の多様性
小 結
終 章 デモクラシーの変容とその未来