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法律相談・受任から交渉・ADRまでローヤリングの考え方

ローヤリングの考え方 法律相談・受任から交渉・ADRまで

A5判 332ページ 並製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-8158-1093-1 C3032
奥付の初版発行年月:2022年07月 / 発売日:2022年07月中旬

内容紹介

ネットに法情報があふれるこの時代、弁護士に求められる能力とは何か。依頼者の「納得」に欠かせない弁護士実務の基礎的技能を、その「考え方」から説明した決定版。全場面で役立つ実践的スキルとともに、経験則をこえて成長のための道標を体系的に示す。


目次

はじめに

第I部 総論

第1章 ローヤリング概論
第1節 ローヤリングとは
第2節 ローヤリングはだれのためにあるか
第3節 ローヤリングの目的
第4節 ローヤリングが前提する「弁護士像」
コラム(1) 「この制度はだれのためにあるか」
解説1 アメリカの「ローヤリング」

第2章 ローヤリング技法の概観
第1節 依頼者への説明・報告の重要性
第2節 基礎となるコミュニケーション技法
第3節 選択肢の開発と絞り込み
コラム(2) 依頼者に「納得」してもらう力を身につける方法
解説2 心理学とローヤリング

補論1 ローヤリングの目的論
第1節 ローヤリングは何のためにあるか
第2節 「納得」をめぐる論点
コラム(3) ローヤリングと民事弁護科目との違い
解説3 法哲学・法理学とローヤリング

第II部 各論

第1章 法律相談・面談
第1節 法律相談とは
第2節 面談技法の必要性
第3節 法律相談の理論的基礎
第4節 面談を十分に行うための技法――面談技法
第5節 法律相談の枠組み
第6節 目指すべき法律相談――「法律相談」の再定義
コラム(4) 依頼者の「法意識」を理解する

第2章 事件受任
第1節 事件受任とは
第2節 事件受任時に検討すべき事項
コラム(5) 司法制度改革審議会意見書とローヤリング

第3章 調査・証拠収集
第1節 調査・証拠収集の意義
第2節 調査・証拠収集と弁護士倫理
第3節 調査・証拠収集と「選択肢の開発と絞り込み」
コラム(6) 歴史学とリフレーミング

第4章 交渉
第1節 交渉・法的交渉とは何か
第2節 法的交渉の類型
第3節 法的交渉における弁護士の機能
第4節 アメリカなどで論じられてきた交渉学の概要
第5節 日本における法的交渉のあり方
コラム(7) 依頼者を説得するという矛盾

第5章 ADR・裁判外紛争解決手続
第1節 ADR・裁判外紛争解決手続の意義――総論1
第2節 訴訟(裁判)とADRの関係――総論2
第3節 アメリカの「ADRムーブメント」と日本のADR
第4節 各ADRの手続き――各論1
第5節 ADRの技法――各論2
第6節 ADRと「選択肢の開発と絞り込み」
コラム(8) 「仲裁」という日本語の再評価

第6章 委任終了時の作業・報酬金
第1節 委任終了の意義
第2節 委任終了時の基本的技法
第3節 委任終了後の作業
第4節 委任終了後の作業・報酬金と弁護士倫理
コラム(9) 「法サービス・モデル」と弁護士の使命――棚瀬孝雄の理論と実務

補論2 ローヤリングと弁護士像
第1節 弁護士像をめぐる複数の視点
第2節 本書が前提とした弁護士像
コラム(10) 「プロフェッション」論の現代的意義

おわりに

文献一覧
巻末付録
あとがき
索引


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