北大選書 19
研究過程論
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-8329-2191-7(4-8329-2191-6) C1340
奥付の初版発行年月:1988年07月 / 発売日:1988年07月下旬
研究者の成長とその指導のために必要とされるものとは何か.研究過程自体への考察を手がかりに,研究論文の読み方・書き方,さらにはその情報的扱い方にまで検討を加えた,すべての研究者とその卵たちにおくる,研究ガイダンス.
田中 一(タナカ ハジメ)
北海道大学名誉教授.日本社会情報学会会長.原子核理論専攻.
主要著書:
夜空の星はなぜ見える(北海道大学図書刊行会,1973)
自然の哲学(上・下)(新日本出版社,1973)
量子の素顔(大月書店,1976)
情報処理概論(北海道大学図書刊行会,1981年)
未来への仮説(培風館,1985)
物理学とは何か(培風館,1986)
量子力学(近代科学社,1991)
さよなら古い講義(北海道大学図書刊行会,1999)
目次
第 1章 研究過程論とは
1 研究過程と研究過程論
2 研究過程の拡がり
第 2章 要素的研究過程
1 研究過程の始まりと終わり
2 個別課題
3 課題意識とアイディア
4 展開と結果
5 評価と結論
6 成 果
第 3章 基本的課題とその展開
1 要素的研究過程の繰り返し
2 基本的課題
3 課題のダイナミクス
4 評価体系の発展と研究動向
5 研究過程の図式化
第 4章 情報学への応用
1 文の分類
2 文の検索
3 文の検索の応用—研究動向の把握
第 5章 研究者の成長
1 研究過程と研究者の成長
2 初志的研究者
3 独立研究者
4 指導的研究者
5 若手研究者の指導—大学院教育
6 研究的人格と研究者の自立
第 6章 研究者の集団と科学政策
1 研究体制
2 研究者の組織
3 地方性と自立性
4 科学政策
第 7章 科学論としての研究過程論
1 個別科学と総合科学
2 課題と科学論
3 まとめにかえて