北海道大学法学部ライブラリー 2
私法学の再構築
瀬川 信久:編
A5判 456ページ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-8329-2621-9(4-8329-2621-7) C3332
奥付の初版発行年月:1999年02月 / 発売日:1999年02月下旬
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-8329-2621-9(4-8329-2621-7) C3332
奥付の初版発行年月:1999年02月 / 発売日:1999年02月下旬
内容紹介
私法分野の諸問題を,扱う課題により三部構成で収載,多角的にこれからの私法学のあり方を考察する.Ⅰ部では,今日の民法解釈の現状を検討しその将来を探究,Ⅱ部では,新しい問題ないし原理を提起,Ⅲ部では,伝統から受け継いだ問題を再検討し,古典的な問題を再考察する.
著者プロフィール
瀬川 信久(セガワ ノブヒサ)
北海道大学法学部教授.民法
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
Ⅰ 解釈方法論の展開
民法解釈論の今日的位相 (瀬川信久)
法ドグマーティクの伝統と発展—ドイツ法学方法論覚え書き (藤原正則)
リアリズム法学と利益考量論に関する「基礎理論」的考察—民法解釈学方法論の思想的系譜 (吉田邦彦)
ポストモダンと法解釈の不確定性 (林田清明)
Ⅱ 新しい問題の生起
消費者裁判例の研究方法 (大村敦志)
債務法は私的自治と決別すべきか (D. メディクス執筆/池田清治訳)
自己決定権と公序—家族・成年後見・脳死 (吉田克己)
継続的供給契約の解消と独占禁止法 (厚谷襄兒)
Ⅲ 伝統の再考察
手形の満期は振出日より前であってはならないか (大塚龍児)
一部保険における請求権代位の範囲 (林 竧)
法人格のない団体の訴訟と判決の効力—団体の性格を考慮する視点から (高見 進)