北の自然を守る 知床,千歳川そして幌延
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-8329-3211-1(4-8329-3211-X) C1036
奥付の初版発行年月:1995年07月 / 発売日:1995年07月下旬
20年を越える北海道の自然保護運動の光と影,そこに浮かび上がる自然の実態.21世紀にむけ, 環境破壊の巨大プロジェクトを如何に阻止するか. この道こそ, 地球を守る道に通じよう. Think globally, Act locally! 長年運動に携わってきた著者による北海道自然保護問題史.
八木 健三(ヤギ ケンゾウ)
北海道大学名誉教授,東北大学名誉教授,日本の森と自然を守る全国連絡会会長.
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第 1章 北の自然を守る—北海道自然保護協会30年の歩み
第 2章 自然を切り裂く日高横断道路
第 3章 知床の森林伐採を考える
1 知床森林をめぐる攻防
2 国有林をいかに再生するか
第 4章 千歳川放水路はいらない
1 千歳川放水路計画
2 放水路計画の問題点
3 自然環境と産業におよぼす放水路の影響
4 北海道の対応
5 ラムサール条約釧路会議でのウトナイ湖論議
6 水害防止のための総合的提案
7 開発局が放水路に固執する背景
第 5章 あり得ぬ幌延の核廃棄物施設
第 6章 誰のための「リゾート」開発か
1 富良野・大雪リゾート地域の開発構想
2 北海道におけるリゾート開発の問題点
3 ユウパリコザクラの会創立五周年を祝って
4 美しい八甲田山は守られた
第 7章 士幌高原道路は白紙撤回を
第 8章 オリンピックと自然保護—長野五輪をめぐる諸問題
第 9章 環境問題は国境を越える
1 地球サミットの成果と展望
2 ラムサール条約釧路会議
3 日本人の環境保全意識
第10章 北海道の環境行政