消費者行動と商業環境
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-8329-5201-0(4-8329-5201-3) C3034
奥付の初版発行年月:1982年02月 / 発売日:1982年02月下旬
消費者,小売業者の「意識」という質的指標に着目し,三都市間での比較実態調査を分析する中で,商業環境における「地域特性」を論じた実証研究.単一地域の調査分析ばかりで調査指標の不整合性が多く,また量的側面からの調査結果に依存してきた従来の議論の克服を目指す.
黒田重雄(クロダ シゲオ)
1940年生まれ.
1970年,一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了.
北海道大学経済学部教授.マーケティング論・経営統計学専攻.
目次
第 1章 商業環境の現状と課題
1 商業環境の把握と問題点
2 小売業の発展動向
3 地域性と消費者行動の関連
第 2章 消費者行動の理論と分析方法
1 消費者行動の特性
2 消費者意識と調査内容
3 調査方法ならびに分析技法
4 地域差指標の提示とその意味
5 地域差の識別方法
第 3章 消費者実態調査と分析の評価
1 予備的調査と問題点
2 調査地域の選定と調査方法
3 消費者の意識および行動の特性
4 地域差をあらわす質問項目に関する一考察
5 結果の吟味
第 4章 商業者意識と行動の分析
1 分析の意図
2 調査の内容と方法
3 地域商業者の意識および行動の特性
4 同一地域内消費者との関連性
5 結果の吟味ならびに残された問題
第 5章 商業環境の展望—要約と残された検討課題
1 分析の要約ならびに検討課題
2 現代商業政策と法的七の基本問題
第 6章 [補論] 消費者行動理論の展望
1 はじめに
2 マーケティングと経済学との関連における消費者行動論
3 世帯消費行動とライフ・サイクル—その理論経済学的背景
4 マーケティングにおける購買者行動論