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明治維新観の研究

明治維新観の研究

A5判 316ページ
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-8329-5271-3(4-8329-5271-4) C3021
奥付の初版発行年月:1987年03月 / 発売日:1987年03月下旬

内容紹介

明治維新は日本近代化の出発点として,常にその時代と重ね合わせて論じられてきた.「明治維新観」はそうした各時代の現代論としての維新論をさす.本書は, いかなる内容の維新観がどんな階層によって,時代思潮とともにいかに主張され,どんな展開を遂げてゆくかを分析する.

著者プロフィール

田中 彰(タナカ アキラ)

北海道大学文学部教授.日本近代史専攻.

[主要著書]
明治維新政治史研究 (青木書店,1963)
幕末の幕政改革 (塙書房,1965)
幕末の長州 (中公新書,1965)
体系日本史5(明治国家) (日本評論社,1967)
未完の明治維新 (三省堂,1968)
日本の歴史24:明治維新 (小学館,1976)
岩倉使節団 (講談社,1977)
校注・特命全権大使米欧回覧実記 (岩波文庫,1977-82)
近代天皇制への道程 (吉川弘文館,1979)
明治維新の敗者と勝者 (NHKブックス,1980)
日本人と東南アジア (小学館,1983)
「脱亜」の明治維新 (NHKブックス,1984)
高杉晋作と奇兵隊 (岩波書店,1985)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序  章  明治維新観研究の課題と方法
第 1章  「一新」 と 「ご一新」
第 2章  明治啓蒙主義の維新観
第 3章  自由民権派の維新観
第 4章  「王政復古」 維新史の編纂とその維新観
第 5章  明治天皇制確立期の維新観
第 6章  佐幕派の維新観
第 7章  天皇制完成期の維新観
終  章  大正・昭和期の維新観への展望
付  録  大正期におけるひとつの明治維新観—大庭柯公の維新覚書


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