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その現状と発展論理日本農業の経営問題

日本農業の経営問題 その現状と発展論理

A5判 312ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-8329-5311-6(4-8329-5311-7) C3061
奥付の初版発行年月:1988年02月 / 発売日:1988年02月下旬

内容紹介

緊迫した状況下にある日本農業の全貌を,冷静かつ客観的な視点から把える意欲作.見せかけだけの精緻な経済理論や伝統的心情論の間を揺れ動く最近の論調を打ち破り,日本農業の“病理”や“生理”を克明に追究,農業経営の基礎概念を整理・解説するとともに,現状の打開方向を示す.

著者プロフィール

七戸 長生(シチノヘ チョウセイ)

農林省北海道農業試験場,農業総合研究所北海道支所,北海道大学農学部教授・農学部長を経て,
北海道大学名誉教授
主要著書:
農業機械化の動的過程 (亜紀書房,1974)
矢島武編『日本稲作の基本問題』(共著)(北海道大学図書刊行会,1981)
日本フロンティアのゆくえ (共著)(日本経済評論社,1985)
梶井功編『土地利用方式論』(共著)(農林統計協会,1986)
新しい農村リーダー (農山漁村文化協会,1987)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第Ⅰ部   農業の発展論理と現状分析
序  章
第 1章   生産力発展と農業経営の構造−稲作の発展を素材にして
第 2章   土地利用の展開と経済構造−稲作の動向を素材にして
第 3章   経営展開と資本投下−畜産(酪農9の発展を素材にして
第 4章   経営展開と市場対応−果樹・野菜作の発展を素材にして
第 5章   個別農家の存立基盤と生産組織化−農村集落の構造変化に対応して

第Ⅱ部   経営問題打開の論理と方向
第 6章   農業経営構造と「経営問題」−その不安定の根源
第 7章   農業経営の規模問題−零細農耕からの脱却
第 8章   農家労働力問題−兼業化・空洞化の克服
第 9章   農家負債問題−企業的会計概念の確立
第10章   農業災害問題−技術的リスクへの対応
第11章   経済変動と経営転換−経済的リスクへの対応
第12章   農業経営主体の在り方−経営を動かす担い手機能の確立


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