金融の原理☆〔増補第2版〕☆
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-8329-5493-9(4-8329-5493-8) C3033
奥付の初版発行年月:1999年04月 / 発売日:1999年05月下旬
資本主義はいかにして金融を生みだすのか,それはどのようにして発展し,様々な制度として結晶してきたのか.金融の原理と体系を,根本から鋭く問う意欲作.いち早くバブル崩壊後の状況を増補した最新版.
浜田 康行(ハマダ ヤスユキ)
北海道大学大学院経済学研究科教授
主要著書:
第三の証券市場 (東洋経済新報社,1988)
株式店頭市場 (共著,東洋経済新報社,1990)
邦銀ロンド支店 (共著,東洋経済新報社,1992)
目次
序 章 金融論の方法と体系
第 1節 数字が示す金融の重み
第 2節 金融論の方法
第 3節 金融論の体系
第 1章 商業信用の本質
第 1節 単純商品生産社会における掛売り・掛買い取引—商業信用の原型
第 2節 商業信用の発生
第 2章 商業手形
第 1節 商業信用の期限と金額
第 2節 商業手形の発生
第 3節 手形法および手形交換所
第 4節 商業信用に関する諸問題
第 3章 高利貸から近代的利子生み資本へ—貨幣信用のための予備的考察
第 1節 高利貸資本
第 2節 近代的利子生み資本の成立
第 4章 遊休貨幣の形成
第 1節 Aグループ: 準備金
第 2節 Bグループ: 出納金・機能資本の一時的遊休
第 3節 Cグループ: 積立金
第 4節 Dグループ: 非資本家階級の遊休貨幣
第 5章 遊休貨幣への需要
第 1節 他人の遊休貨幣への需要はなぜ生じるのか
第 2節 ”貨幣の借入”
第 6章 銀行業の成立
第 1節 Aグループ: 準備金
第 2節 Bグループ: 出納金
第 3節 Cグループ: 積立金
第 4節 Dグループ: 非資本家階級の遊休貨幣
第 7章 中央銀子の成立
第 1節 銀行券流通下での銀行業
第 2節 中央銀行の成立
第 3節 中央銀行の役割—金融政策の原点
補 章 1980年代の金融情況
銀行の”公共性”について
金融資産の膨張—バブル経済を考えるひとつの素材
国際金融市場の発展と金融資産の蓄積