北海道大学法学部研究選書 2
《法と経済学》の法理論
林田 清明:著
A5判 318ページ
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-8329-5781-7(4-8329-5781-3) C3032
奥付の初版発行年月:1996年06月 / 発売日:1996年07月下旬
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-8329-5781-7(4-8329-5781-3) C3032
奥付の初版発行年月:1996年06月 / 発売日:1996年07月下旬
内容紹介
法学の方法としての「法と経済学」は,今日では法学に対する思考の新たなパラダイムとして,広く了解されつつあるといえよう.本書は「法と経済学」について,その全体像と方法をめぐる論点を,提唱者のひとりであるポズナーの理論を中心に詳細に検討する.
著者プロフィール
林田 清明(ハヤシダ セイメイ)
北海道大学法学部教授
1988-90年,イェール大学ロー・スクール客員研究員
目次
第Ⅰ部 《法と経済学》とは何か
第 1章 法律への経済学的アプローチ
第 1節 法理論としての《法と経済学》
第 2節 裁判所における《法と経済学》
第 2章 《法と経済学》の分析と展望
第 1節 法の経済モデル
第 2節 《法と経済学》の批判と展望
第 3章 《法と経済学》と正義
第 1節 正義と法
第 2節 《法と経済学》の規範的根拠
第Ⅱ部 《法と経済学》の法律学
第 4章 実践的推論としての法律学
第 1節 わが国の法律学と3つのテーゼ
第 2節 ポストモダン法学と実践的推論
第 3節 法の認識論と存在論
第 4節 実践的推論とプラグマティズム法学
第 5節 プラグマティズム法学としての《法と経済学》
第 5章 《法と経済学》の法解釈
第 1節 立法の経済理論
第 2節 公共選択論と法解釈