カント哲学のコンテクスト
A5判 336ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-8329-5811-1(4-8329-5811-9) C3010
奥付の初版発行年月:1997年02月 / 発売日:1997年04月下旬
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-8329-5811-1(4-8329-5811-9) C3010
奥付の初版発行年月:1997年02月 / 発売日:1997年04月下旬
内容紹介
カントの思索 をその主要な局面において概観すると同時に, 現代をも含めた歴史の中に彼自身を置いて見るという, 二重の「カント哲学のコンテクスト」を明らかにすることによって,難解さを象徴する代名詞とすらなっているカント哲学への導入を容易に図ろうとする意欲的入門書.
著者プロフィール
宇都宮 芳明(ウツノミヤ ヨシアキ)
北海道大学名誉教授
熊野 純彦(クマノ スミヒコ)
東北大学助教授
新田 孝彦(ニッタ タカヒコ)
北海道大学教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序 論 カントの人と思想 (宇都宮芳明)
第Ⅰ部 カント哲学の視座
1 カント理論哲学の構図 (田村一郎)
2 カント実践哲学の構造 (新田孝彦)
3 カントの目的論の構成 (鈴木恒夫)
4 カント歴史哲学の意味 (嶋崎正躬)
第Ⅱ部 カント哲学の文脈
1 カントとルター—行為の<善さ>と事物の<美しさ>をめぐって (清水哲郎)
2 カントとモラル・センス学派 (植木幹雄)
3 カントとドイツ観念論の諸展開—自律思想をめぐって (高田 純)
4 超越論的哲学の帰趨—反省的自己のなりたちをめぐって (熊野純彦)
第Ⅲ部 カント哲学と現代
1 カントとウィトゲンシュタイン (岡田雅勝)
2 カントと現代論理学 (中川 大)
3 カントと現代正義論—ロールズとカント
4 カントと生命倫理学 (田中伸司)