エキノコックス☆〔増補版〕☆ その正体と対策
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-8329-7062-5(4-8329-7062-3) C1047
奥付の初版発行年月:1997年12月 / 発売日:1997年11月下旬
礼文島と道東域に限られていたエキノコックス(多包条虫)の汚染地域は, 今や北海道全域に拡大し,感染源として重要な終宿主のうちキタキツネの感染率は平均40%を越えた. 本州への本格的な進出も懸念される現在,汚染地域の実態・研究の進展など,最新情報を増補して紹介する.
山下 次郎(ヤマシタ ジロウ)
元北海道大学獣医学部教授(寄生虫病学).
1992年,死去.
主要著書:
家畜寄生虫病学 (文永堂出版)
家畜寄生虫病診断学 (分担執筆,文永堂出版)
食品衛生事典 (分担執筆,医歯薬出版)
新日本動物図鑑 (分担執筆,北隆館)
原色動物大図鑑 (分担執筆,中山書店)
日本における寄生虫学の研究 (分担執筆,目黒寄生虫館)
神谷 正男(カミヤ マサオ)
北海道大学獣医学部教授.
主要著書:
実験動物感染病学 (ソフトサイエンス社)
実験動物学 (分担執筆,朝倉書店)
獣医公衆衛生学 (分担執筆,文永堂出版)
獣医臨床寄生虫学(産業動物編) (分担執筆,文永堂出版)
目次
[Ⅰ エキノコックスとの闘い]
1 エキノコックスはいつ頃から知られたのか
2 北海道の包虫症
[Ⅱ エキノコックスとは何か]
1 エキノコックスとは
2 エキノコックスの構造
3 感染—人から人に感染するものではない
4 寄生部位と宿主特異性
5 成長と増殖
6 病害作用と宿主の対応
7 二次包虫症
8 成虫(親虫)
9 成虫の発育と宿主の障害
10 原頭節から成虫への人工培養
11 虫卵と原頭節の性質
12 エキノコックス防遏についての考察
13 人包虫症の診断
14 人包虫症の治療
15 これからの研究目標
[Ⅲ 各国におけるエキノコックスの状況]
1 中間宿主動物の感染状況
2 宿主動物の感染状況と人包虫症の流行
3 包虫症予防対策
* 寄生虫分類学の指導
* エキノコックス研究者との交流
[増補 広がる感染地域と感染源対策]
1 世界的な分布
2 日本における分布
3 北海道における分布
4 感染源対策—キツネとイヌへの対策