熱輻射実験と量子概念の誕生
小長谷 大介:著
A5判 384ページ
価格:13,200円 (消費税:1,200円)
ISBN978-4-8329-8203-1 C3042
奥付の初版発行年月:2012年02月 / 発売日:2012年03月上旬
価格:13,200円 (消費税:1,200円)
ISBN978-4-8329-8203-1 C3042
奥付の初版発行年月:2012年02月 / 発売日:2012年03月上旬
内容紹介
19世紀末ドイツの熱輻射実験の展開を描出し,実験研究側からみた量子概念の誕生までを詳述する。当時の科学の置かれた実際的状況を明確に浮き上がらせ,科学史上のイベントを技術,産業,経済などの諸活動や関連思想との幅広い学際的文脈へと導く。
著者プロフィール
小長谷 大介(コナガヤ ダイスケ)
1970年 静岡県藤枝市に生まれる
2000年 東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了
2000~2001年 国立東京工業高等専門学校専任講師・助教授
2002年 龍谷大学経営学部専任講師
2009年 東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了
2009~2010年 ドイツ博物館附属科学史技術史研究所客員研究員
現 在 龍谷大学経営学部准教授 博士(学術,東京工業大学)
主論文 "Succcess from Different Programs: The Development of Experimental Researches on Thermal Radiation in Germany at the End of the 19th Century," Historia Scientiarum, Vol.20, No.2 (2010), pp.63-95.「1890年代の熱輻射分布法則導出におけるパッシェンの実験研究の先導的役割」『科学史研究』第45巻(No.240)(2006年),229-240頁."The Methodology of Planck's Radiation Theory," Historia Scientiarum, Vol.12, No.1 (2002), pp.43-58.など多数