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低温の生物物理と生化学

低温の生物物理と生化学

A5判 270ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-8329-9281-8(4-8329-9281-3) C3045
奥付の初版発行年月:1989年09月 / 発売日:1989年09月下旬

内容紹介

生物を水溶液系としてとらえ,それが冷却されたときにおこる, 過冷却,凍結,氷晶成長,ガラス化などの基本的現象を物理化学的に解説する.研究から技術開発まで,生物材料の低温保存・低温医学・低温食品等の広範な関連分野にも不可欠の基本テキスト.

著者プロフィール

フランクス,F.(フランクス,F.)

英国パフラ社生物保存部門(ケンブリッジ)の部門長およびケンブリッジ大学植物学科主任研究員.

村勢 則郎(ムラセ ノリオ)

東京電気大学理工学部助教授

片桐 千仭(カタギリ チヒロ)

北海道大学低温科学研究所生化学部門助手

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第 1章  水と温度と生命
第 2章  氷点下の水の物理
第 3章  氷点下の水溶液の物理化学
第 4章  低温生化学—至適温度以下にたいするタンパク質の反応
第 5章  1個の細胞—その冷温と氷結にたいする応答
第 6章  生物の凍結回避
第 7章  生物の耐凍性
第 8章  低温生物学—実験室における細胞・組織・器官の保存
第 9章  準安定状態の水の技術
第10章  今後の課題


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