憑依と精神病 精神病理学的 ・文化精神医学的検討
A5判 384ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-8329-9481-2(4-8329-9481-6) C3047
奥付の初版発行年月:1994年02月 / 発売日:1994年02月下旬
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-8329-9481-2(4-8329-9481-6) C3047
奥付の初版発行年月:1994年02月 / 発売日:1994年02月下旬
内容紹介
古来から広く見られる憑依について, 50の自験例の分析を通じ, 精神病学,精神医学,文化人類学,民俗学,歴史学などの立場から学際的に検討することにより,憑依の成立要件,成立過程,社会的・精神病理学的意味を明らかにする.
著者プロフィール
高畑 直彦(タカハタ ナオヒコ)
札幌医科大学医学部教授.精神医学専攻.
七田博文 (シチダ ヒロフミ)
北海道立精神保健センター相談部長.精神医学専攻.
内潟一郎 (ウチカタ イチロウ)
札幌鉄道病院主任医長.精神医学専攻.
目次
第Ⅰ章 憑依と精神医学
1 憑依概念とその背景
2 西欧精神医学と憑依
3 本邦における精神医学的文献
第Ⅱ章 憑依自験例とその検討
1 自験例
2 自験例の分析と検討
第Ⅲ章 憑依の精神病理
1 方位と自我障害
2 憑依と関わりの深い症候群
第Ⅳ章 社会 ・文化と憑依
1 西欧社会 ・文化と憑依
2 日本文化と憑依
3 社会事象の憑依性
第Ⅴ章 憑依者考
1 世界観と憑依者
2 憑依者の種類と意味
第Ⅵ章 憑依と狂気についての再考
1 憑依と精神病理
2 憑依と精神病(とくに妄想について)
3 憑依(狂気)の有用性