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両生類の発生生物学

両生類の発生生物学

A5判 396ページ
価格:9,240円 (消費税:840円)
ISBN978-4-8329-9721-9(4-8329-9721-1) C3045
奥付の初版発行年月:1998年03月 / 発売日:1998年03月下旬

内容紹介

両生類を材料として行なわれた特色ある研究を, そのテーマにしたがって個体発生のクロノロジーに沿ってならべ,全体をとおして発生生物学の基本的な問題と概念が把握できるように構成.それらを通じて,発生の研究が還元的手法の限界を超えて,今後向かうべき方向が提示される.

著者プロフィール

片桐 千明(カタギリ チアキ)

北海道大学大学院理学研究科教授.

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第 1章 始源生殖細胞—生殖質の特性をめぐって (池西厚之)
第 2章 精子形成—ガラス器の中での精子形成,その分子的解析 (安部真一・山本 卓)
第 3章 ツメガエル初期発生における細胞周期制御 (佐方巧幸)
第 4章 受精—卵と精子の出会いを保証する輸卵管の役割 (高宗和史)
第 5章 多精拒否—精子1個のみを受け入れるためのしくみ (岩尾康宏)
第 6章 受精卵における精子核クロマチンのリモデリング—無細胞系による研究
第 7章 卵割の進行を調節するしくみ (増井禎夫・王 萍)
第 8章 卵のモザイク性と調節性—卵表層の回転と背の決定 (景浦 宏)
第 9章 中胚葉誘導から胚のボディープランへ—胚の頭尾・背腹軸決定のしくみ (内山英穂・湯島 誠)
第10章 オーガナイザー成立の分子機構 (上野直人)
第11章 中胚葉系組織の分化機構—筋肉,血球の因子の相互作用 (前野 貢)
第12章 胚の孵化 (吉崎範夫)
第13章 ホメオティックな肢の形成—レチノイン酸による誘導 (P. Mohanty-Hejmadi)
第14章 水晶体再生の細胞・分子的基礎 (江口吾朗)
第15章 オタマジャクシがカエルになるとき—変態に関わる遺伝子群 (河原 明)
第16章 免疫系の発生—免疫学的自己はどのようにして成立するのか? (栃内 新)


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