最大エントロピー法による時系列解析 ☆〔第2版〕☆ MemCalcの理論と実際
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-8329-9982-4 C3042
奥付の初版発行年月:2008年12月 / 発売日:2008年12月下旬
本書はまさにこの目的に添うものである。すなわち,Burg の最大エントロピー法(MEM)を発展させて,有限長で離散的に観測された「現実の時系列データ」に対する,周波数領域の解析と時間領域の解析を統合したスペクトル解析理論を構成するものである。
常盤野 和男(トキワノ カズオ)
1965年 北海道大学大学院理学研究科修士課程終了,元北海道大学大学院工学研究科
大友 詔雄(オオトモ ノリオ)
1970年 北海道大学大学院工学研究科修士課程終了,元北海道大学大学院工学研究科
田中 幸雄(タナカ ユキオ)
1985年 北海道大学大学院工学研究科博士課程終了, ㈲諏訪トラスト
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はしがき
第2版によせて
記号表
Cbapter l.スペクトル解析の理論
1.時系列のスペクトル解析法の問題
2.時系列データ
3.パワースペクトルの原義的定義
4.自己相関関数
5.パワースペクトル密度関数Pm(f)列
6.Pm(f)列を計算するMEMアルゴリズム
7.Pm(f)列の諸性質
8. Pm(f)による線スペクトルの表現
9.自己相関関数の分解
10.エントロピー密度hmの意味
11.有限長時系列にたいするPm(f)列
12.有限長時系列のMEM−Burgアルゴリズム
13.規則的構造を最大に抽出する有限長時系列MEM
Cbapter 2.時系列の最適あてはめ
14.時系列の一般化三角多項式展開
15.一般化三角多項式のパワースペクトル
16.有限長時系列MEMと時系列の表現
17.基底変動解析
Chapter 3.クロススペクトルの理論
18. 相互相関関数とクロススペクトル
19. ー般化三角多項式展開と相互相関
20.有限長時系列MEMによるクロススペクトルの計算
Appendix l・複素時系列のスペクトル解析理論
A.時系列データ,パワースペクトル,自己相関関数
B.パワースペクトル密度関数Pm(f)列
C.Pm(f)列の諸性質
D.有限長時系列にたいするPm(f)列
Appendix 2・一般化三角多項式
E.一般化三角多項式のパワースペクトル
Appendix 3・MEMCALCによる計算例
F.計算例(1)
G.計算例(2)
H.計算例(3)
付属CD−ROMの内容と使い方
Bibliography