人文社会科学講演シリーズ1
東北 その歴史と文化を探る
四六判 176ページ 並製
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-86163-025-5(4-86163-025-8) C1020
奥付の初版発行年月:2006年04月
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-86163-025-5(4-86163-025-8) C1020
奥付の初版発行年月:2006年04月
内容紹介
本書は東北大学大学院文学研究科が企画する「人文社会科学講演シリーズ」の第一冊である。文学研究科では、従来より、公開講演会やシンポジウムなどを通して教員の研究成果を公開してきた。本シリーズは、講演会の内容を本の形でお届けし、本研究科教員の研究成果をより多くの方々に知っていただこうとする、新たな試みである。
本書には、2005年秋に開催した「みやぎ県民大学」で行われた一連の講演を収録した。統一テーマは「東北‐その歴史と文化を探る」で、宮城県の後期旧石器文化に関わるもの、宮城県郡山遺跡より古代陸奥国の辺境経営について語ったもの、平安時代初期の東北の仏像の特色について述べたもの、江戸時代の東北の学問のあり方について紹介したものなど幅広い内容を含む。カラーの写真や図版を極力多く取り入れ、親しみやすい読み物に仕上がった。どこからでもよい、興味のあるところから読み始めて欲しい。読者が本書の多彩な内容を通して、東北地方の個性的な歴史と文化の一斑について知的な探求の旅を楽しんでいただけたら幸いである。
目次
1.先史の東北-石器と人々- 阿子島香
2.郡山遺跡の時代 今泉隆雄
3.みちのくの仏像-造形と風土- 長岡龍作
4.さまざまな東北文化の紹介者たち 高橋章則