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がん検診判断学

がん検診判断学

A5判 236ページ 並製
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-86163-126-9 C3047
奥付の初版発行年月:2009年12月 / 発売日:2009年12月下旬

内容紹介

現在、日本では2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんで死亡する。がん対策はわが国において重要かつ喫緊の課題であり、国家レベルの早急な対応が必要である。しかし、平成19年に「がん対策基本法」が施行されたものの、がん対策の二次予防であるがん検診についてはまだまだ不十分な面が多い。がん検診によって「がんを早く見つけて治療し、がん死を防ぐ」ことこそ、いま最も求められるがん対策の“根幹”と言える。
がん検診について精緻な科学的検証を行いながら、医学判断学の考え方をがん検診に特化して比較検討し、新たな「がん検診学」を提唱。誰もが受けられる有効性の高い対策型検診の実現を目指して、がん対策のスペシャリストが書き下ろした最新のがん対策必携書が完成!

著者プロフィール

久道 茂(ヒサミチ シゲル)

宮城県涌谷町生まれ。昭和38年東北大学医学部卒業。医学博士。東北大学医学部教授、同学部長を歴任。平成14年東北大学退官、同大学名誉教授、宮城県立がんセンター総長、宮城県病院事業管理者を経て、現在(財)宮城県対がん協会会長、日本医学会副会長、東北大学出版会理事長などを務める。これまで公衆衛生審議会会長、厚生科学審議会会長、日本学術会議会員などを歴任。専門は、公衆衛生学、特にがんの疫学。著書に「医学・医療の品格」(2006年 薬事日報社)、「病院経営ことはじめ」(2004年 医学書院)、「公衆衛生の責任」(2000年 東北大学出版会)、「医学判断学入門」(1990年 南江堂)、「がん検診のはなし」(1998年 新企画出版社)、「胃集団検診の実際」(1978年 医学書院)など多数。その他、茂堂 久(もどう ひさし)のペンネームで、小説「アンデスの神々」(1996年 近代文芸社)、「天空の柄杓」(2001年、同)、「シャングリラ」(2005年、同)、「イスタンブールの殺気」(2009年、同)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

Ⅰ がん検診とは
Ⅱ 医学判断学とは
Ⅲ 判断分析の胃集検での応用
Ⅳ がん検診のテクノロジー・アセスメント
Ⅴ スクリーニングテストの特性
Ⅵ がん検診の評価
Ⅶ 評価研究の信頼性・妥当性
Ⅷ 受診率と受診間隔
Ⅸ 地域がん登録とがん検診
Ⅹ わが国におけるがん検診
ⅩⅠ 外国におけるがん検診


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