学生による授業評価の現在
価格:0円 (消費税:0円)
ISBN978-4-86163-144-3 C3037
奥付の初版発行年月:2010年03月
現在の日本において多くの大学で実施している学生による授業評価アンケート。この取り組みを真に教育の改善に結びつけるためには、何が必要でどのような活用方法が求められているのであろうか。本書には授業評価研究の専門家、米谷・大塚・井下3氏による現状分析とそれを踏まえた提言、東北大学で行われた調査研究の成果、そして東北地域の各国立大学における多彩な取り組みの事例を掲載している。授業評価アンケートをめぐる現状と課題を確認しその展望を探るうえで、大学関係者必読といえる好個の一書。
目次
はじめに・・・関内 隆
第1章 大学教育改革と授業評価
第1節 学生からの声を生かす−学生授業評価から学習支援評価ヘ−・・・米谷 淳
第2節 授業評価の読み方・使い方−学問学習共同体における実践的妥当化のすすめ−・・・大塚雄作
第3節 「学生による授業評価」調査の活用を考える・・・井下 理
第2章 授業評価をめぐる現状と課題
第1節 学生による授業評価の実施状況・・・葛生 政則
第2節 授業評価アンケートは何を捉えようとしているのか・・・串本 剛
第3節 授業評価アンケートとその活用・・・北原良夫
第4節 FDの実施化と授業評価アンケート・・・関内 隆
第3章 特色ある授業改善の活動展開−東北地区国立大学の多彩な取り組み−
第1節 ティーチング/ラーニング・ポートフォリオを活用した授業評価と授業改善への取り組み・・・土持ゲーリー法一
第2節 同僚評価から授業相互参観へ・・・細川和仁
第3節 根拠に基づいた教育改善活動を目指して・・・江本理恵
第4節 公開・共有化を目指した学生と教員による授業改善アンケート・・・小田隆治
第5節「プリズム」による授業改善に向けて・・・福田善之
第6節 振り返りを重視した授業アンケートと授業改善・・・板橋孝幸
おわりに・・・羽田貴史