高等教育ライブラリ8
「書く力」を伸ばす 高大接続における取組みと課題
A5判 225ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-86163-243-3 C3037
奥付の初版発行年月:2014年03月 / 発売日:2014年04月上旬
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-86163-243-3 C3037
奥付の初版発行年月:2014年03月 / 発売日:2014年04月上旬
内容紹介
「書く力」とは何だろうか。それは高校教育や大学教育の中でどのように育てられているのか。育てられるべきなのか。高校の「国語」の時間では相当な時間数を「書くこと」に当てることになっているが、実現は難しい。むしろ、大学入試の小論文指導の中で「書く力」は鍛えられている。「読むこと」は「書くこと」の前提条件なのか。それとも両者はトレード・オフの関係なのか。大学入試で「書く力」はどこまで伸ばせるのか。変わりゆく大学教育で「書く力」の育成はどこまで可能なのか。「対話力」をキーワードに現実的に可能な解決策を探る。
目次
第Ⅰ部 大学から見える高校生の「書く力」
第1章 高校・大学の双方で育てたい「書く力」 島田康行
第2章 阿部次郎記念賞を通して見た高校生の作文力 岩田美喜
第Ⅱ部 高校における「書く力」育成のために
第1章 高校学校国語科における書くことの指導―指導の現状、及び「書く力」を伸ばすための指導の視点 古口のり子
第2章 小論文指導+α 鈴木勝博
第3章 文明を超えた「書く力」 の育成に向けて―SSHで触れる文章 駒形一路
第Ⅲ部 大学入試と「書く力」
第1章 討議
第2章 中国における「書く力」の養成―大学入試における作文問題を中心に 石井光夫
第3章 達成度テストと大学入試センター試験 倉元直樹
おわりに 総括と展望
―「書く力」をめぐって 倉元直樹、石井光夫