高等教育ライブラリ9
研究倫理の確立を目指して 国際動向と日本の課題
A5判 198ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-86163-259-4 C3037
奥付の初版発行年月:2015年03月 / 発売日:2015年04月上旬
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-86163-259-4 C3037
奥付の初版発行年月:2015年03月 / 発売日:2015年04月上旬
内容紹介
「研究における誠実性」はどう扱われるべきなのか? 責任ある学術研究のために不可欠な、倫理の確立と不正の防止・対応策。問題の整理と現場の実情をふまえ、大学における研究教育の「信頼性」の維持を多角的に問う試み。アメリカ・イギリス・ドイツ・中国・オーストラリアの事例を手がかりに、我が国の今後のかたちを模索する。
目次
はじめに(羽田貴史)
第1章 研究倫理に関する世界の動向と日本の課題(羽田貴史)
第2章 アメリカにおける不正行為への取り組み(宮田由紀夫)
第3章 アメリカにおける技術移転機関の倫理(五島敦子)
第4章 英国における研究データの公開と学問的誠実性
-イースト・アングリア大学気候研究部門のメール流出事件-(田中正弘)
第5章 ドイツにおける研究公正システムの構築
-ドイツ研究振興協会(DFG)と研究不正行為-(藤井基貴)
第6章 中国における学問的誠実性の取り組み(叶 林)
第7章 オーストラリアにおける研究倫理の保証
-今後の方向性を探る-(マーク・フェルマン)
〈解説〉 オーストラリアにおける研究倫理をめぐる取り組み動向
-フェルマン論稿に寄せて-(杉本和弘)
第8章 全国調査から見る日本の学問的誠実性(羽田貴史・立石慎治)
おわりに(羽田貴史)