パーニニが言及するヴェーダ語形の研究 重複語幹動詞を中心に
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-86163-288-4 C3087
奥付の初版発行年月:2018年02月 / 発売日:2018年02月下旬
インド伝統文法学を創始したパーニニの文法を、ヴェーダ学の成果を手がかりに言語史的位置づけに取り組む。
尾園 絢一(オゾノ ジュンイチ)
1977年 福岡県に生まれる
2001年 同志社大学経済学部卒業
2005年 東北大学大学院文学研究科博士課程前期2年の課程修了
2009年 東北大学大学院文学研究科博士課程後期3年の課程修了 博士(文学)
2009年 ヴュルブルク大学比較言語学講座(ドイツ)留学(ドイツ学術交流会DAAD奨学生)
2011年 東北大学大学院文学研究科教育研究支援者
2012年 東北大学文学研究科助教
2015年 東北大学文学研究科専門研究員
東北大学文学部非常勤講師
東北大学全学教育非常勤講師
目次
はしがき
略号表、記号、凡例
0.序論
I 総論
1. パーニニの言語
2. パーニニとヴェーダ語の関係
3. nipātana-sūtra
4. パーニニ文法の動詞形成法
II 各論
1.強意語幹(Intensive)
1.1. athematic intensiveと-yá-intensive
1.2. Intensiveの重複音節
1.3. 結合母音
1.4. Intensiveの機能
1.5. Pāṇiniが言及するヴェーダ語のintensive語形
2.重複現在語幹(Reduplicated present)
2.1. 語幹形成法
2.2. 第3類動詞群
2.3. ヴェーダ語の重複現在語幹に関するパーニニの規則と文法学の見解
2.4. 重複現在語幹のアクセント
2.5. Pāṇ. VII 4,75
2.6. redupl.pres. jāgarti
III 結論
参考文献
索引