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災害を考える51のアプローチ東日本大震災からのスタート

東日本大震災からのスタート 災害を考える51のアプローチ

B5判 230ページ 並製
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-86163-357-7 C3000
奥付の初版発行年月:2021年03月 / 発売日:2021年03月中旬

内容紹介

東日本大震災から10年の経過を契機とし、最新の知見と研究成果から得られる「災害」への取り組みを多角的に論じる。


目次

巻頭言:東日本大震災とは何だったのか?(今村文彦所長)

第1部 東日本大震災によって進化した災害の評価と防災
第1章  海の地震の科学(木戸元之)
第2章  陸の地震の科学(遠田晋次)
第3章  津波歴史の科学(菅原大助)
第4章  津波工学の深化(サッパシー・アナワット、今村文彦)
第5章  地盤災害と斜面災害の科学(森口周二)
第6章  海岸の科学(有働恵子)
第7章  原子力災害対策と一般災害対策の連携(細井義夫)
第8章  レスキューロボット(田所諭)
第9章  原発事故の教訓と復興への取り組み(渡邉豊、青木孝行)
第10章 地震の揺れの科学(大野晋)
第11章 スマートストラクチャの科学(榎田竜太、五十子幸樹)
第12章 災害シミュレーション(寺田賢二郎)
第13章 津波の広域被害把握技術の発展と今後(越村俊一、マス・エリック)

第2部 東日本大震災によって進化した人間と社会の科学
第14章 学び手が伝え手になる(邑本俊亮)
第15章 人間行動の科学(杉浦元亮)
第16章 安全な避難の科学(奥村誠)
第17章 被災時の事業・業務の継続(丸谷浩明)
第18章 都市の災害リスク評価(村尾修)
第19章 都市再生のパラダイムシフト(岩田司)
第20章 復興まちづくりの現実とその課題(平野勝也) 
第21章 復興と建築(小野田泰明)
第22章 復興の都市計画・まちづくり(姥浦道生)
第23章 自然災害と地域経済・企業活動(増田聡)
第24章 災害と法律(島田明夫)
第25章 無形民俗文化とコミュニティ(福田雄、高倉浩樹)
第26章 「民間所在史料」の救済(佐藤大介、川内敦史)
第27章 災害と宗教(木村敏明)
第28章 地域に根ざした学校防災(桜井愛子)
第29章 次世代に伝える減災教育(保田真理)
第30章 コミュニティの防災(佐藤健)
第31章 アーカイブ学(柴山明寛)
第32章 記憶伝承の科学(佐藤翔輔)
第33章 先人の災害体験を未来の防災へ(蝦名裕一)
第34章 近未来における巨大地震津波への備えかた(福島洋)

第3部 東日本大震災によって進化した健康の科学
第35章 災害医療の深化(江川新一)
第36章 災害とメンタルヘルス(國井泰人、富田博秋)
第37章 災害と女性の健康(三木康宏、伊藤潔)
第38章 災害と公衆衛生学(栗山進一)
第39章 災害と医療情報(診療記録)(藤井進、中山雅晴)
第40章 地域包括ケアと災害(小坂健)
第41章 これからの感染症対策(牧野祐子、児玉栄一)
第42章 放射線災害と健康影響(鈴木正敏、千田浩一)
第43章 災害医療の人材育成(佐々木宏之、石井正)

第4部 東日本大震災によって進化した国内外との連携
第44章 仙台防災枠組と災害統計グローバルセンター(小野裕一)
第45章 学術への期待と役割(泉貴子)
第46章 住民移転による復興(井内加奈子)
第47章 よりよい住宅復興とは-国際比較から考える(マリ・エリザベス)
第48章 防災の枠組みで遺体と遺族を考える(ボレー・セバスチャン)
第49章 災害調査(江川新一、緊急調査ワーキンググループ)
第50章 災害科学のコミュニケーション(中鉢奈津子)
第51章 産業界との連携(山下啓、サッパシー・アナワット)


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