大学出版部協会

 

ハントケ、ニーチェ、カント、フォークナー、トーマス・グレイ〈読み〉のディヴェルティメント

〈読み〉のディヴェルティメント ハントケ、ニーチェ、カント、フォークナー、トーマス・グレイ

A5判 160ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-86283-303-7 C3098
奥付の初版発行年月:2020年03月 / 発売日:2020年03月下旬

内容紹介

テクストを〈読む〉とは、その内部と外部の観念や思考枠組みの構造、結び合い、歪みを感知すること。ありふれた〈読み〉を更新し、別の光を当てる〈読み〉の「愉しみ」にあふれた論考6編。

著者プロフィール

阿部 卓也(アベ タクヤ)

東京大学教養学科卒、東京大学大学院人文科学研究科独語独文学専修後期課程単位取得退学。1992年より関西学院大学商学部専任講師、現在は同准教授。
訳書にノートン『クァルテットの教科書』(春秋社)、ハントケ『こどもの物語』(同学社)、同『ドン・フアン』(三修社)など。近年の主な研究テーマはクラッシック音楽の拍節論。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

フォークナー「納屋を焼く」について
 ──サーティの葛藤再々考、あるいは「主体」になるサーティ
Obscure Memorial
 ──トーマス・グレイ「墓畔の哀歌」をめぐって
物語の場所
 ──ペーター・ハントケ『ジュークボックスについての試み』について
経験の言語と言語の経験
 ──ペーター・ハントケ『幸せではないが、もういい』をめぐって
カント『啓蒙とは何か』を読む
 ──分割と迂回
ニーチェ『悲劇の誕生』を読む
 ──虚構と闘争
あとがき


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。