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日本再起動

日本再起動

四六判 132ページ
価格:1,540円 (消費税:140円)
ISBN978-4-86283-321-1 C1030
奥付の初版発行年月:2021年04月 / 発売日:2021年04月中旬

内容紹介

令和の大阪が生んだ哲人・池永寛明の「コロナ禍後の社会」論を作家・中野順哉との共著で刊行。コロナ禍前から適合不全を起こしていた課題が顕在化するいま、何を考え行動するべきなのかを問う。

著者プロフィール

池永 寛明(イケナガ ヒロアキ)

大阪ガス エネルギー・文化研究所 顧問
1959年、大阪市生まれ。1982年、大阪ガス株式会社入社、人事・勤労、エネルギー企画、日本ガス協会企画部長、北東部エネルギー営業部長、近畿圏部長、エネルギー・文化研究所長ののち2019年より現職。大阪・関西の風土と文化、技術と社会を文化でつなぎ、都市・社会・産業の今とこれから、コロナ禍後社会のあり方などを研究し、講義・講演・SNSなどで情報発信。
日経COMEMO〈https://note.com/hiro_ikenaga〉2017年8月─2021年3月
116号「ルネッセ「場」─都市を問い直す」2017年、117号「ルネッセ「交」─交流(つながり)を問い直す」2017年、118号「ルネッセ「耕」─文化を問い直す」2018年

中野 順哉(ナカノ ジュンヤ)

作家。小説を阿部牧郎、浄瑠璃台本を七世鶴澤寛治の各氏に師事。
2011年に日本テレマン協会代表に就任。演奏会を通したコミュニティー再構築、オランウータンの生息地拡大、大阪の国際発信などを実施。
2014年には独自の視点からアナライズした大阪文化論「私の見た大阪文化」を作成。英語翻訳を併記した冊子にし、各国総領事館に配布。その論をベースに2015年関西学院大学において社会連携プロジェクトの講義を行う。
2017年8月に日本テレマン協会より独立。
音楽の分野でも指揮者・梅沢和人(元大阪フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター)のステージをプロデュース。
2019年2月に『うたかた─七代目・鶴澤寛治の見た文楽』(関西学院大学出版会)を出版。
さらに、関西の企業とともに、商品・企業活動に人格を与えるブランドパーソナリティ、ブランドストーリーの構築を行うなど、精力的な活動を行っている

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

まえがき
1 適合不全時代
  適合不全との共存と赦し合い
  母性原理と「場」
  共有してきたプラットフォームの消失
  プラットフォームが与えた力=想像力
  ブラックボックスの肥大
2 観の覚醒
  「専門」への疑念
  「専門」は便利
  オンラインと選別
  観の大変革
3 場の変化
  参勤交代の終焉
  営業の変質
  内面のリアルとバーチャル
4 時間の変化
  対価と時間の分離
  構造の変化
  企業は何のために存在するのか
5 生き方が問われる時代に
  ワークかライフかではない
  総括されない概念を継承する必要はない
  合規という言葉
  大阪の役割
  そして死
  再起動
あとがき
参考文献


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