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沖縄における教育・文化の戦後復興立ち上がる艦砲の喰残し

立ち上がる艦砲の喰残し 沖縄における教育・文化の戦後復興

A5判 110ページ
価格:1,540円 (消費税:140円)
ISBN978-4-86283-336-5 C3037
奥付の初版発行年月:2022年03月 / 発売日:2022年03月下旬

内容紹介

戦前の歴史的事象についても取り上げ、教育や文化の連続性を意識しつつ、戦後沖縄の再始動と復活の過程を記す。具体的な資料を活用し、戦前から戦後の沖縄教育・文化の営みをわかりやすく解説。

著者プロフィール

齋木 喜美子(サイキ キミコ)

沖縄県具志川市(現・うるま市)に生まれる。
琉球大学教育学部、神戸大学大学院教育学研究科修士課程、聖和大学(現・関西学院大学)教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。
中京女子大学(現・至学館大学)、福山市立大学を経て関西学院大学教育学部教授(現職)。
現在、琉球新報児童文学賞審査委員を務める。

おもな著書・受賞歴
『近代沖縄における児童文化・児童文学の研究』(風間書房、2004)
第26回沖縄文化協会賞(仲原善忠賞)受賞(2004)
第38回日本児童文学者協会新人賞受賞(2005)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はしがき

第一章 沖縄戦後初期の学校における日本語教育─山城宗雄に注目して 近藤健一郎
 はじめに
 一 沖縄戦直後の学校教育の再開
 二 山城宗雄とその標準語教育実践
 おわりに

第二章 米国施政権下の戦災校舎復興と国頭村辺戸上原土地開拓事業 泉水英計
 はじめに
 一 戦災校舎復興
 二 辺戸上原土地開拓事業
 おわりに

第三章 戦場の記録と記憶の継承における課題─「ひめゆり」のイメージ形成に少女雑誌が与えた影響を手がかりに 齋木喜美子
 はじめに
 一 「ひめゆり」物語とは何か
 二 「少女」の共同体に吸収された「ひめゆり」像
 三 「美談」のゆくえ
 おわりに

第四章 儀間比呂志の美術─画法に映る沖縄の近・現代 喜久山悟
 はじめに
 一 大嶺政寛の原風景
 二 南洋への出奔
 三 現代美術の影響と表現スタイルの形成
 四 中国木刻画・上野誠

おわりに
あとがき


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