新しい教育通義 増補改訂版
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-86463-155-6 C3037
奥付の初版発行年月:2023年04月 / 発売日:2023年03月中旬
教育思想と歴史、法律の深い知識をたずさえ、
それを学校運営に活かす教師となるために!
教育と学校にかかわる古今東西の事象を
基本から説き起こす「教育原理」の決定版
教育原理の教科書。新しい学習指導要領に対応して編まれた2018年の初版以来、民法改正による十八歳成人、教員の働き方改革、ICT活用など、教育の基本となる法令や政策に劇的な変化があった。こうした変化やコロナウイルス感染症対策によるメディア授業の拡大など、最新情報と重要な概念を追加。初版と同じく全30章の構成、前半では教育の理念や思想、後半では社会における教育の役割、特に学校の制度や経営を扱う。
【もくじ】
はじめに
第一部
第1章 教育と教育学
第2章 子どもをめぐって
第3章 子ども観と子殺しの禁止
第4章 親権の発展
第5章 子どもの権利の発展
第6章 教育という言葉
第7章 学校という言葉
第8章 学校のある古代
第9章 学校のない中世
第10章 学校のある近世
第11章 明治維新と学制の理念
第12章 教育勅語の成立とその理念
第13章 教育勅語以後の教育理念の変容
第14章 戦後教育改革と教育基本法の理念
第15章 教育思想家たち
第二部
第16章 教育基本法の全部改正とその前文
第17章 教育基本法の教育目的と教育目標(第一条・第二条)
第18章 教育基本法の理念と学校規定(第三条―第九条)
第19章 教育基本法における家庭教育から教育行政まで(第十条―附則)
第20章 義務教育の原則
第21章 就学猶予とホームスクーリング
第22章 不登校と多様な教育のルート
第23章 中等教育の格差と一元化
第24章 中等教育と試験
第25章 教育改革と学力論
第26章 高等教育をめぐって
第27章 教育行政の組織と機能
第28章 チーム学校と地域との連携
第29章 学校安全への対応
第30章 学習指導要領と教科書と表簿
おわりに
資料編(学校系統図)
重要語句索引
人名索引
高橋 陽一(タカハシ ヨウイチ)
1963年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。武蔵野美術大学造形学部教授。日本教育史(国学・宗教教育)を専攻。単著に『チーム学校の教師論』『ファシリテーションの技法』『美術と福祉とワークショップ』(いずれも武蔵野美術大学出版局)、『くわしすぎる教育勅語』(太郎次郎社エディタス、2019年)、『共通教化と教育勅語』(東京大学出版会、2019年)。監修に『ワークショップ実践研究』、共編著に『これからの生活指導と進路指導』『総合学習とアート』『特別支援教育とアート』『道徳科教育講義』『新しい教育相談論』『造形ワークショップ入門』『造形ワークショップの広がり』(いずれも武蔵野美術大学出版局)、共著に岩波書店編集部編『教育勅語と日本社会』(岩波書店、2017年)、教育史学会編『教育勅語の何が問題か』(同、2017年)、駒込武/奈須恵子/川村肇編『戦時下学問の統制と動員 日本諸学振興委員会の研究』(東京大学出版会、2011年)、東京大学史史料室編『東京大学の学徒動員・学徒出陣』(同、1998年)、寺﨑昌男/編集委員会編『近代日本における知の配分と国民統合』(第一法規出版、1993年)ほか。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はじめに
第一部
第1章 教育と教育学
第2章 子どもをめぐって
第3章 子ども観と子殺しの禁止
第4章 親権の発展
第5章 子どもの権利の発展
第6章 教育という言葉
第7章 学校という言葉
第8章 学校のある古代
第9章 学校のない中世
第10章 学校のある近世
第11章 明治維新と学制の理念
第12章 教育勅語の成立とその理念
第13章 教育勅語以後の教育理念の変容
第14章 戦後教育改革と教育基本法の理念
第15章 教育思想家たち
第二部
第16章 教育基本法の全部改正とその前文
第17章 教育基本法の教育目的と教育目標(第一条・第二条)
第18章 教育基本法の理念と学校規定(第三条―第九条)
第19章 教育基本法における家庭教育から教育行政まで(第十条―附則)
第20章 義務教育の原則
第21章 就学猶予とホームスクーリング
第22章 不登校と多様な教育のルート
第23章 中等教育の格差と一元化
第24章 中等教育と試験
第25章 教育改革と学力論
第26章 高等教育をめぐって
第27章 教育行政の組織と機能
第28章 チーム学校と地域との連携
第29章 学校安全への対応
第30章 学習指導要領と教科書と表簿
おわりに
資料編(学校系統図)
重要語句索引
人名索引