新訂 イメージ編集
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-86463-165-5 C3072
奥付の初版発行年月:2024年04月 / 発売日:2024年03月下旬
約100の「イメージ」を
8つのテーマで大胆に「編集」
私たちの周りに溢れる「イメージ」の探究から
アートやデザインの真髄に触れる28のスタディ
比較、反復、反転、転置、拡大縮小、表象、省略と純化、変換——8つのテーマのもと、古今東西約100の「イメージ」を大胆かつ創造的に分類し、解説することで、その意味や目的に迫る。さまざまな「イメージ」で溢れかえる現代に、美術やデザインにかかわり、考えるすべての人のためのレファレンスブック。個々の「イメージ」の本質がみえてきたとき、アートやデザインの一層深い理解へと誘われる。
[もくじ]
はじめに
比較 Comparison
STUDY1 世界を見る「身体」というモノサシ
STUDY2 比較の可視化、ダイアグラム
STUDY3 イメージをつなぐ比較、切断する比較
反復 Repetition
STUDY1 反復するユニットの安定と更新
STUDY2 反復の中に重層的な構造を設計する
STUDY3 自己を参照して反復する
STUDY4 意味を無化する同一者の反復
反転 Reflection
STUDY1 反転の中に立ち上がる虚像と実像
STUDY2 反転する図と地が生む多義性
STUDY3 反転残像、そこにないものを見る目
STUDY4 現実をひっくり返す凸と凹の反転
転置 Displacement
STUDY1 あるはずのないところにある、ということ
STUDY2 類似で転置する形と意味
STUDY3 換喩的転置から隠喩的転置へ
拡大縮小 Magnification & Reduction
STUDY1 世界を理解するための拡大縮小
STUDY2 地図のスケールと情報の密度
STUDY3 観念としてのスケーラブル・データ
STUDY4 イメージを再現するフラットな粒
表象 Representation
STUDY1 外界と接する皮膜としての表現
STUDY2 内側を規定し想像させる演出
STUDY3 皮膜の上で交錯する虚と実
省略と純化 Omission & Purification
STUDY1 省略される文字、複雑化する文字
STUDY2 言語化される絵画・ピクトグラム
STUDY3 さまざまに省略・純化される絵画表現
変換 Transformation
STUDY1 変換された都市像、東京のイメージ
STUDY2 イメージを数値で変換する
STUDY3 見えない関係性を視覚化する
STUDY4 次元を超える装置としての「絵本」
参考文献
白尾 隆太郎(シラオ リュウタロウ)
白尾隆太郎(シラオ・リュウタロウ)
1953年鹿児島県生まれ。東京教育大学(現筑波大学)教育学部芸術学科構成専攻卒業。勝井三雄デザイン研究所を経て、1982年白尾デザイン事務所開設。2002年武蔵野美術大学造形学部通信教育課程教授着任。主な仕事に、東京書籍・文英堂・筑摩書房教科書、群馬銀行CI計画デザインマニュアル、モリサワ「文字の歴史館」解説カタログ、石井幹子作品集『光の創景』(リブロポート)、大学広報ツール『武蔵野美術大学・インフォメーションブック』、横浜市下水道局デザインシステム開発、日本写真家協会編『日本現代写真史1945→95』(平凡社)など。主な著書に『構成 高橋正人の遺した造形教育』(武蔵野美術大学出版局)などがある。
杉山 衛(スギヤマ マモル)
杉山衛(スギヤマ・マモル)
1961年岐阜県生まれ。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業。同研究室助手、編集プロダクション・アルシーヴ社を経て独立。2019年より武蔵野美術大学造形学部通信教育課程講師。主な編集協力に、『現代デザインの水脈:ウルム造形大学展』図録、『現代デザイン事典』(平凡社)、大学広報ツール『武蔵野美術大学・インフォメーションブック』、モリサワ広報誌『たて組ヨコ組』、『Gマーク大全』(日本産業デザイン振興会)、日本デザイン団体協議会編『Design ふたつの時代(DNP アートコミュニケーションズ)、逢坂卓郎作品集『光のコスモロジー』、『視覚の共振:勝井三雄』展図録、たばこ総合研究センター『談』などがある。
目次
はじめに
比較 Comparison
STUDY1 世界を見る「身体」というモノサシ
STUDY2 比較の可視化、ダイアグラム
STUDY3 イメージをつなぐ比較、切断する比較
反復 Repetition
STUDY1 反復するユニットの安定と更新
STUDY2 反復の中に重層的な構造を設計する
STUDY3 自己を参照して反復する
STUDY4 意味を無化する同一者の反復
反転 Reflection
STUDY1 反転の中に立ち上がる虚像と実像
STUDY2 反転する図と地が生む多義性
STUDY3 反転残像、そこにないものを見る目
STUDY4 現実をひっくり返す凸と凹の反転
転置 Displacement
STUDY1 あるはずのないところにある、ということ
STUDY2 類似で転置する形と意味
STUDY3 換喩的転置から隠喩的転置へ
拡大縮小 Magnification & Reduction
STUDY1 世界を理解するための拡大縮小
STUDY2 地図のスケールと情報の密度
STUDY3 観念としてのスケーラブル・データ
STUDY4 イメージを再現するフラットな粒
表象 Representation
STUDY1 外界と接する皮膜としての表現
STUDY2 内側を規定し想像させる演出
STUDY3 皮膜の上で交錯する虚と実
省略と純化 Omission & Purification
STUDY1 省略される文字、複雑化する文字
STUDY2 言語化される絵画・ピクトグラム
STUDY3 さまざまに省略・純化される絵画表現
変換 Transformation
STUDY1 変換された都市像、東京のイメージ
STUDY2 イメージを数値で変換する
STUDY3 見えない関係性を視覚化する
STUDY4 次元を超える装置としての「絵本」
参考文献