大学出版部協会

 

金融工学

大阪大学新世紀セミナー
金融工学

A5判 94ページ 並製
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-87259-128-6(4-87259-128-3) C1333
奥付の初版発行年月:2003年05月 / 発売日:2003年05月上旬

内容紹介

金融ビジネス界のキーワード「金融工学」とは?
先端金融理論の意義や基礎を平易に解説する。


目次

第一章 金融工学とは何か? 仁科一彦
 金融工学の目的/
 金融工学の関連研究分野/
 金融工学を発展させる人びと/


第二章










金融工学の歴史 大西匡光
 1900年 バシェリエ:ブラウン運動
 1950年 サミュエルソン:幾何ブラウン運動
 1952年 マルコヴィッツ:平均・分散アプローチ
 1963年 シャープ、リントナー、モッシン:資本資産格付けモデルCPAM
 1973年 ブラック・シュールズ・マートン:オプションの(無)裁定価格
 1979年 コックス、ロス、ルビンスタイン:二項モデル/
 1979-83年 ハリソン、クレスプ、プリスカ:資産価格付けの基本定理
 1992年 ヒース、ジャロウ、モートン:金利の期間構造モデル
      準モンテカルロ法/信用リスク/
      非金融資産の価値評価・運用への応用、保険数字との融合




    第三章 金融工学の経済的意義 谷川寧彦
 ファイナンシャル・エンジニアリング/
 裁定機会の不在と価格付け/
 経済学における価格付けとの関係/
 リスクを取引する市場/
 不完備市場での経済厚生比較/「市場」の価格とは

    第四章 金融工学の数学的基礎 小谷眞一、長井英生
 ブラック・ショールズ・マートン理論(離散時間モデル)/
 連続時間への移行/確率解析
 ハリソン・クレスプ・プリスカのしくみ/不完備な市場のモデル/
 ポートフォリオ最適化

    第五章 金融工学の拡張と発展
 ボラティリティのモデル化/
 金利過程のモデル化
 リスク測度


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