大阪大学新世紀レクチャー
飲酒/禁酒の物語学 アメリカ文学とアルコール
A5判 230ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-87259-150-7(4-87259-150-X) C3097
奥付の初版発行年月:2005年09月 / 発売日:2005年09月上旬
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-87259-150-7(4-87259-150-X) C3097
奥付の初版発行年月:2005年09月 / 発売日:2005年09月上旬
内容紹介
植民地時代から現代に至るアメリカの歴史におけ
る酒の持つ意味を考察しつつ,とりわけ19世紀の
節酒/禁酒運動にみられる発想法とレトリックを
文学との関わりの中であとづけし,20世紀初めの
モダニズム文学を飲酒の視点から読み直す.禁酒
小説,飲酒と創造性,文学にみる人種・民族・性
と酒,ヘミングウェイ,フォークナーなどアルコー
ル依存作家の文学など,様々な興味深い切り口か
ら具体例を紹介.
目次
第1講 ほろ酔い—ポー、チーヴァ−、アンダソン
第2講 酩酊—禁酒小説とは何か
第3講 インタールード—アルコールと創造性
第4講 泥酔—エスニシティとジェンダー
第5講 禁断症状Ⅰ—フィッツジェラルドとオニール
第6講 禁断症状Ⅱ—ヘミングウェイとフォークナー
第7講 回復—AA、映画と小説、文献解題