大阪大学新世紀レクチャー
教育社会学への招待
A5判 276ページ 並製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-87259-295-5 C3037
奥付の初版発行年月:2010年04月 / 発売日:2010年05月上旬
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-87259-295-5 C3037
奥付の初版発行年月:2010年04月 / 発売日:2010年05月上旬
内容紹介
教職を目指す学生に,教育の営みを心理学から
のアプローチでなく,また問題を子ども個人に帰
着させるのでなく,社会の大きな枠組みの中でと
らえ返す思考法を教える.学力低下,不登校,逸
脱行為など現実の教育課題を題材に,学校の事
実や知見を社会学的にとらえる.人権や社会的公
正の視点を前に出す.これらの事項をモットーに,
十数人の現役の教育学者がわかりやすく論じる.
目次
はじめに (志水宏吉)
1 章社会関係の網の目のなかで教育を捉える
—現代社会における教育社会学のパースペクティブ— (若槻健)
1.はじめに—「学力低下」にどう対応する?
2.教育社会学のパースペクティブ
3.現代社会における教育社会学の必要性
4.本書の構成
(コラム)若者のコミュニケーションスキルは低下しているか
第一部教師の仕事と教育社会学
2 章「めだかの学校」?「雀の学校」?
—教師=生徒関係から学級を考える— (新保真紀子)
1.学級とは何か
2.教師=生徒関係
3.子どもをエンパワーする生徒指導
(コラム)子どもの絵から見えてくる世界
3 章教師が子どもを「教える」ということ (葛上秀文)
1.When:いつ「教える」
2.Where