大阪大学総合学術博物館叢書15
精神と光彩の画家 中村貞夫 揺籃期から世界四大文明を超えて
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-87259-525-3 C1371
奥付の初版発行年月:2018年04月 / 発売日:2018年05月上旬
大阪で生まれ、大阪大学仏文学科を卒業した異色の洋画家中村貞夫の展覧会(2018.4.27-6.31)に沿った図録と解説集。絵の具の質感を意識した重厚な画風から「富士」連作を経て「世界四大文明」シリーズに挑戦、ナイル川、インダス川、黄河からメソポタミアに至る53作品。見開きいっぱいの迫力ある大型図やスケッチの線画などを掲載。貴重な資料・写真をまじえて時代背景を語る。
大阪で生まれ、大阪大学仏文学科を卒業した異色の洋画家中村貞夫の図録と解説集。絵の具の質感を意識した重厚な画風から「富士」連作を経て「世界四大文明」シリーズに挑戦、ナイル川、インダス川、黄河からメソポタミアに至る53作品。見開きいっぱいの迫力ある大型図やスケッチの線画などを掲載。貴重な資料・写真をまじえて時代背景を語る。
目次
はじめに
デカルトに魅せられた画家 ― 大阪モダニズムと中村貞夫
光と闇のはざま、半透明の絵画芸術 ― 大阪洋画壇と中村貞夫
【図版】
Ⅰ 中村貞夫の芸術― その起源から富士へ
第一章 萌芽― 学生時代から初期の芸術
コラム1 小磯良平との出会い
第二章 燔祭― 精神の描写
コラム2 燔祭とは何か
第三章 自然を描く―外界への眼差し
コラム3 伊藤継郎との出会い
第四章 富士― 春夏秋冬
コラム4 中村芸術の揺籃
Ⅱ 四大文明― 世界の源流を求めて
第五章 ナイル、エジプト
コラム5 連作「ナイル」について
コラム6 インダス・シリーズについて
第六章 インダス
第七章 黄河
コラム7 黄河スケッチ
コラム8 メソポタミア・シリーズ取材
第八章 メソポタミア
大学キャンパスと“アートリソース”
座談会 画家 中村貞夫のアトリエにて
語り◦中村貞夫
聞き手◦竹中哲也、橋爪節也
中村貞夫年譜
作品リスト
参考文献