[新装版]学歴社会のローカル・トラック 地方からの大学進学
吉川 徹:著
四六判 258ページ 並製
価格:3,190円 (消費税:290円)
ISBN978-4-87259-685-4 C3336
奥付の初版発行年月:2019年06月 / 発売日:2019年06月上旬
価格:3,190円 (消費税:290円)
ISBN978-4-87259-685-4 C3336
奥付の初版発行年月:2019年06月 / 発売日:2019年06月上旬
内容紹介
地方出身の若者はどのように進路を選択し、高校卒業後の人生を歩んでいるのか。島根県のある高校の一クラスを対象に、追跡調査を経て彼らのライフヒストリーを追う。質的・量的調査双方によるモノグラフから、学歴社会の中で生きる人々の姿を明らかにした。世界思想社より2001年に刊行された『学歴社会のローカル・トラック』の新装版。(こちらの書籍はオンデマンドとなります)
著者プロフィール
吉川 徹(キッカワ トオル)
1966年 島根県松江市生まれ。島根県立松江南高校卒業。
大阪大学人間科学部卒業後、同大学院博士課程修了。
大阪大学人間科学部助手、静岡大学人文学部助教授などを経て、2000年より大阪大学大学院人間科学研究科助教授。現在、同教授、博士(人間科学)。
専門は社会学。
主要業績(単著)
『階層・教育と社会意識の形成―社会意識論の磁界』(ミネルヴァ書房 1998年)
『学歴と格差・不平等―成熟する日本型学歴社会』(東京大学出版会 2006年)
『学歴分断社会』(ちくま新書 2009年)
『現代日本の「社会の心」―計量社会意識論』(有斐閣 2014年)
『日本の分断―切り離される非大卒若者たち』(光文社新書 2018年)
目次
新装版 はしがき
第一部 地方からの若年エリート層流出
第1章 大衆教育社会における地方青年の群像
第2章 島根県立横田高校
第3章 世代間移動と地域移動
第二部 漂流記【ライフヒストリー】
第4章 大都市の人になる
第5章 都会の空気と故郷に引き戻す力
第6章 県が育てて県で働く
第三部 地域移動の力学【ダイナミズム】
第7章 意識の社会移動
終 章 ローカル・トラック論
あとがき