スタンダールのオイコノミア 経済の思想、ロマン主義、作家であること
四六判 342ページ 上製
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-87354-652-0 C3098
奥付の初版発行年月:2017年03月 / 発売日:2017年03月上旬
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-87354-652-0 C3098
奥付の初版発行年月:2017年03月 / 発売日:2017年03月上旬
内容紹介
19世紀前半、社会の資本主義化が進むなか、文学活動もまた市場経済と密接に関係するようになった。本書は、個人的な金銭問題から同時代の産業主義的経済思想にいたるまで、金にかかわる諸現象の総体を「オイコノミア」とみなし、スタンダールがこれにどのように向き合ったかを検討しつつ、金銭と文学活動の関係に迫る。
目次
はじめに
第一章 活字メディアの台頭と書き手の境遇
第二章 ジャーナリストとしてのスタンダール
第三章 スタンダールと経済思想
第四章 産業主義のメタファー
第五章 サン=シモン主義と『産業者に対する新たな陰謀について』
第六章 サン=シモン主義の残照
第七章 金銭問題と文明の風景
おわりに
主要参考文献
あとがき
索 引