「青年の国」ドイツとトーマス・マン 20世紀初頭のドイツにおける男性同盟と同性愛
福元 圭太:著
A5判 386ページ 上製
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-87378-889-0(4-87378-889-7) C3098
奥付の初版発行年月:2005年11月
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-87378-889-0(4-87378-889-7) C3098
奥付の初版発行年月:2005年11月
内容紹介
本書は,19世紀末ドイツに生成した「ドイツ青年運動」ならびに当時の思想書や政治的テクスト,また文学テクストを分析の対象とし,「男性同盟と同性愛」を縦軸に,「文学と政治」を横軸に据えて,「エロスと政治と文学」の特殊ドイツ的ありかたを解明しようとするものである。忘れられた思想家,ハンス・ブリューアーのほか,この時代のドイツにおける「エロスと文学と政治」のディスクルスが一身に交差する「青年神話」とトーマス・マンが俎上に載せられる。
<第4回日本独文学会賞受賞>