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古代ホメロス論集

西洋古典叢書G081
古代ホメロス論集

四六判変型 443ページ 上製
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-87698-292-9 C1398
奥付の初版発行年月:2013年10月 / 発売日:2013年10月下旬

内容紹介

ローマ帝政期に成立したと見られる、ギリシア語で著わされたホメロス論3篇。古来プルタルコスの名の下に伝わり、詩人の伝記的記述を中心とする『ホメロスについてI』、彼の叙事詩の修辞学的技法や教育的価値を説く『ホメロスについて II』に加え、ストア派流の寓意(アレゴリー)的解釈を駆使して詩人の擁護を図る、文法・修辞学者ヘラクレイトスの『ホメロスの寓意』を収録する。本邦初訳。

著者プロフィール

内田 次信(ウチダ ツグノブ)

大阪大学大学院文学研究科教授
1952年 愛知県生まれ
1979年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了
2006年 光華女子大学文学部教授を経て現職

主な著訳書
『ルキアノス選集』(国文社)
ピンダロス『祝勝歌集/断片選』(京都大学学術出版会)
ディオン・クリュソストモス『トロイア陥落せず——弁論集2』(京都大学学術出版会)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

プルタルコス ホメロスについて I
プルタルコス ホメロスについて II
 序部(一—六節)
 第一部 多様な表現法(六—七三節)
 第二部 事物に関する広い知識(七四—二一二節)
 第三部 他のジャンルの詩や絵画への影響(二一三—二一七節)
 結部(二一八節)
ヘラクレイトス ホメロスの寓意
 序部(一—五節)
 第一部 『イリアス』における寓意(六—五九節)
 第二部 『オデュッセイア』における寓意(六〇—七五節)
 結部(七六—七九節)

解説
固有名詞索引・専門用語(修辞学・文芸学・文法学)・日希対照表


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