法情報学要論
価格:2,670円 (消費税:243円)
ISBN978-4-88125-050-1(4-88125-050-7) C3032
奥付の初版発行年月:1991年04月
コンピュータをめぐる法律、コンピュータ犯罪と法律、法情報検索の意義と方法、コンピュータを用いた法現象の研究などをまとめたものである。時代が要請する新しい学問といえる。
石村 善助(イシムラ ゼンスケ)
1924年生 1946年東京大学法学部卒業
現職 専修大学法学部教授(法社会学)
主要著書 『鉱工業の研究』(勁草書房),『山村の構造』(共著,日本評論社),『日本の農村』(共著,岩波書店),『現代のプロフェッション』(至誠堂),『法社会学序説』(岩波書店)ほか
良永 和隆(ヨシナガ カズタカ)
1957年生 1987年一橋大学大学院修士課程修了
現職 専修大学法学部助教授(民法)
主要著書 『要論民法総則』(共著,青林書院),『基本法コンメンタール・物権〔第3版〕)』『同・債権総論〔第3版〕』(共著,日本評論社),『争点ノート民法Ⅰ・Ⅱ』(共著,法学書院),『民法要説』(共著・文真堂),『判例マニュアル民法Ⅰ~Ⅴ』(共著,三省堂),『法学基礎演習①民法』(共著,有斐閣)ほか
日髙 義博(ヒダカ ヨシヒロ)
1948年生 1970年専修大学法学部卒業
現職 専修大学法学部教授(刑事法)
主要著書 『不真正不作為犯の理論』(慶應通信),『現代刑法論争Ⅰ,Ⅱ』(共著,勁草書房),『刑法総論講義ノート』(勁草書房)ほか
井上 大(イノウエ ユタカ)
1957年生 1987年専修大学大学院法学研究科博士後期課程修了(単位取得)
現職 専修大学法学部兼任講師(刑事法)
主要論文 「刑事責任能力判断の実際――計量的手法によるその基準化」(法律のひろば第36巻10号),「責任論の展開と刑法における予防目的の考慮(1) (2・完)」(専修法学論集第47号・第48号),「刑罰目的としての特別予防と一般予防――その再検討」(専修法学論集第50号)ほか
目次
第Ⅰ章 情報としての法 石村善助
1 はじめに
2 法情報の名宛人をめぐって
3 法情報の伝達
第Ⅱ章 法情報検索の意義と方法 吉永和隆
1 はじめに
2 総論
3 各論
4 助言
5 おわりに
第Ⅲ章 コンピュータ犯罪 日髙義博
1 はじめに
2 コンピュータ犯罪の定義と類型
3 刑法一部改正の概要
4 コンピュータ犯罪と文書犯罪
5 コンピュータ犯罪と業務妨害罪
6 コンピュータ犯罪と財産犯
第Ⅳ章 刑事政策とコンピュータ 井上 大
1 初めに
2 犯罪学の展開と科学主義
3 計量犯罪学の萌芽
4 グリュック夫妻の犯罪予測表
5 多変量解析と数量化理論
6 刑事政策学への数量化理論の適用
7 おわりに
補遺 カイ自乗検定について