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8人の鑑定ノートと危機理論かれらはなぜ犯罪を犯したか

かれらはなぜ犯罪を犯したか 8人の鑑定ノートと危機理論

四六判 290ページ 上製
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-88125-084-6(4-88125-084-1) C1011
奥付の初版発行年月:1996年07月

内容紹介

幼児期の母性剥奪、児童期の社会化失敗、青年期の目標拡散などが人間の発達にどう影響するのか… 多くの非行・犯罪者を鑑定した著者が、「危機理論」で実在の事件を分析した異色の犯罪心理ドキュメント。

著者プロフィール

森 武夫(モリ タケオ)

1929年 東京生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。
家庭裁判所調査官(静岡,最高裁 東京)を経て1975年より専修大学教授。
『犯罪心理学入門』大成出版,1978。『少年非行の研究』一粒社,1986。『日本型・少年非行』(共編著)創元社,1982。『教育催眠学』(共著)誠信書房,1966。『青年の臨床心理』(共著)誠信書房,。『犯罪心理学』(共著)新曜者,1974。『犯罪心理学』(共著)有斐閣。『日本の犯罪学』(共著)東京大学出版会。『刑事鑑定の理論と実際』(共著)成文堂。『少年の暴力』(共著)立花書房。『矯正教育学入門』(共著)大成出版。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 札束投げ入れ事件
家庭の負因
発達と発達課題
危機理論とはなにか
大人の愛し方を知らない男
分不相応の夢を追いつづけた男
家族的団らんの夢を求めて
Oの凶悪な犯罪の起源はなにか…
父の愛を取りもどすための破滅?
覚醒剤による二重人格殺人か
金のためか、遺恨からか
恨みの親殺しか、親子心中の失敗か
連続射殺事件
青年期危機による非行
終章 現代社会と危機理論


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