大学出版部協会

 

米沢藩刑法

米沢藩刑法

A5判 534ページ 上製
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-88125-137-9(4-88125-137-6) C3032
奥付の初版発行年月:2003年02月

内容紹介

米沢藩の刑事判例集、基本法令集、博奕を対象とする刑法典など膨大な史料を精査し、米沢藩刑法の全貌を明らかにする。「闇討」など米沢藩特有の刑罰の実体を解明。身分と刑罰の関連などを論じる。

著者プロフィール

古城 正佳(フルジョウ マサヨシ)

1955年 東京都生まれ。
1981年 早稲田大学法学部卒業。
1995年 法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻修士課程修了。
2002年 専修大学大学院法学研究科公法学専攻博士後期課程(日本法制史専修)修了。 法学博士(専修大学)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 米沢藩前期・中期刑罰
 第1節 『御呵附引合』と『中典類聚』
 第2節 前期・中期刑罰
 第3節 幕府刑罰・他藩刑罰との比較
第2章 米沢藩後期刑罰
 第1節 後期刑罰
 第2節 「郡奉行所」への処罰の委任
 第3節 領外追放刑及び労役刑のて適用状況
 第4節 二重以上仕置
第3章 身分と刑罰
 第1節 近世刑罰と身分
 第2節 諸士に適用される刑罰
 第3節 陪臣に適用される刑罰
 第4節 門屋借・台所借・名子借に適用される刑罰
 第5節 出家妙門及び禰宜神主に適用される刑罰
 第6節 町家及び百姓に適用される刑罰
第4章 性別と刑罰
第5章 米沢藩の博奕犯処罰
 第1節 『博奕改革刑』
 第2節 『公事方御定書』の規定
 第3節 『博奕改革刑』の実効性
 第4節 『御呵附引合』にみられる博奕犯処罰
 第5節 『御代々御式目』にみられる博奕犯処罰
 第6節 他藩刑法等にみられる博奕犯処罰
 第7節 『公事方御定書』の改正
第6章 米沢藩前期・中期における責任能力
 第1節 前期・中期の乱心者の処罰
 第2節 前期・中期の幼年者の処罰
第7章 米沢藩後期における責任能力
 第1節 後期の乱心者の処罰
 第2節 後期の幼年者の処罰
第8章 他領民・大名預所領民に対する刑罰
 第1節 他領民に対する刑罰
 第2節 大名預所領民に対する刑罰
第9章 支藩に対する刑罰権


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。