カントと二つの視点 「三批判書」を中心に
菊地 健三:著
四六判 132ページ 並製
価格:1,257円 (消費税:114円)
ISBN978-4-88125-162-1(4-88125-162-7) C3012
奥付の初版発行年月:2005年07月
価格:1,257円 (消費税:114円)
ISBN978-4-88125-162-1(4-88125-162-7) C3012
奥付の初版発行年月:2005年07月
内容紹介
カント哲学体系の中核をなすとみられる「三批判書」を中心に、「哲学者」と「観察者」の二つの視点から、カントの全体像を見直していく。特に「美」と「崇高」という概念を問題化しながら、カント独自の「調停方法」を考察して、この方法が観察者の視点をも貫いているかどうか明らかにする。
著者プロフィール
菊地 健三(キクチ ケンゾウ)
1946年 秋田県生まれ
1981年 専修大学大学院博士後期課程修了,同大学専任講師
1990年 同大学教授
主な著作
『ジル・ドゥルーズの試み』(共著)北樹出版。
訳書
『性差についてのカントの見解』U. P. ヤウヒ著,専修大学出版局,2004年。
目次
序
第1章 「哲学者」と「観察者」
第2章 「哲学者=カント」の調停方法─二つの「批判」から「形而上学」へ
第3章 「観察者=カント」と「婚姻」をめぐる問題点
第4章 『判断力批判』─カント体系の最終的総合
結び 「人類」と「性差」の問題点