運動イメージと自律反応 Autonomic responses and motor imagery
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-88125-182-9(4-88125-182-1) C3047
奥付の初版発行年月:2006年12月
一流競技選手が運動イメージを想起するときの自律反応とはどのようなものか。著者らのグループが実際に選手を調査・実験し、H反射の振幅や筋電図活動の計測を通じて検証・解明していく。
大石 和男(オオイシ カズオ)
1958年,福島県生まれ。1982年,順天堂大学大学院修士課程修了。1996年,専修大学教授。1996年から1997年にかけて,米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員教授。
主な著書に『健康と体力科学』(分担執筆)杏林書院,1994。『健康運動指導士養成講習会テキスト』(分担執筆)(財)健康・体力づくり事業財団,2002,『タイプAの行動とスピリチュアリティ』専修大学出版局,2005など。
医学博士,日本健康心理学会認定・指導健康心理士。健康運動指導士養成講座講師。生きがいメディカル・ネットワーク会員。
目次
第1章 運動イメージ研究の概観
1 イメージ研究の流れ
2 運動イメージ想起にともなう主動筋活動
3 運動イメージ想起中の自律反応
4 運動プログラミングの活性化と運動イメージ
第2章 運動イメージ研究の意義
1 イメージに関わる脳の解剖学的地図
2 脳の学習システム
3 スポーツの分野への貢献
4 医療分野への貢献
第3章 運動イメージ想起中に身体に起こる変化
1 研究方法
2 運動イメージ想起時の自律反応
3 運動イメージ想起時のH反射
4 暗算時および運動イメージ想起時のH反射の比較
5 運動プログラミングの活性化と中枢の抑制機構
第4章 運動イメージ想起時の自律反応の特異性
1 運動イメージ想起中の自律反応の特徴
2 運動イメージ想起中および暗算実施中の自律反応の比較
3 自律反応から推測される生理機序
第5章 心理指標および一流競技選手のイメージ
1 運動イメージと時間評価
2 一流競技選手のイメージの特徴
3 一流競技選手のイメージのまとめ