村上龍作家作品研究 村上龍の世界地図
南 雄太:著
A5判 258ページ 並製
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-88125-186-7 C3095
奥付の初版発行年月:2007年03月
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-88125-186-7 C3095
奥付の初版発行年月:2007年03月
内容紹介
単一のパースペクティブでは捉えきれないこの作家の小説群の内、情報集積地としての「世界」から発信された作品を照射する。基地の街、母胎としての都市、熱帯の島嶼などをテーマの軸として織り成す気鋭の論考。
著者プロフィール
南 雄太(ミナミ ユウタ)
1974年 北海道札幌市生まれ。
1997年 専修大学文学部国文科卒業。
2000年 専修大学大学院文学研究科修士課程修了。
2003~2005年 清州大学校東洋語文学部日語文学科(韓国)外国人専任講師。
2006年 専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。
現在 国立台中技術学院応用日本語学科(台湾)専任助理教授。
目次
序
1章 <原風景>としての「基地の町」(佐世保/福生)
―『限りなく透明に近いブルー』『69 Sixtynine』『村上龍映画小説集』を中心として―
2章 <母胎>としての「都市」(東京)
―『コインロッカー・ベイビーズ』を中心に―
3章 もう一つの「基地の街」としての熱帯の<島嶼>
(ハワイ,グァム,サイパン・・・・・・そしてキューバ)
―『悲しき熱帯』『だいじょうぶマイ・フレンド』『イビサ』『KYOKO』etc―
4章 <理想郷(ユートピア)>の創造
―『五分後の世界』『ヒュウガ・ウイルス』『希望の国のエクソダス』etc―