大学教育と「産業化」 For innovative-education in university today
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-88125-190-4 C3037
奥付の初版発行年月:2007年03月
80年代から高度知識情報化に向かっている産業社会に対して、日本の大学は如何に有効に応え得るのか。比較経済システム論の専門化である著者が、大学教育とその制度・組織における革新化(イノベーション)を掲げて、詳細に検証・提言する。
吉家 清次(キッカ セイジ)
1936年,岩手県生まれ。1964年,明治大学大学院政治経済学研究科経済学専攻(博士課程)満期退学。高崎市立高崎経済大学経済学部専任講師を経て,1968年専修大学経済学部専任講師。1976年同教授。日本経済政策学会理事。神奈川県労働審議会会長。
主要著書
『利潤論』同文舘,1972。『資本主義と社会主義』(共著)日本評論社,1974。『経済体制革新のシナリオ』(共著)ダイヤモンド社,1978。『比較経済社会システム論』白桃書房,2005。「空間の経済学的可能性」『専修大学社会科学研究所年報』28号,1981。「生体経済学への可能性」『専修経済学論集』28巻3号,1992。「『グローカリズム(G-Localism)』の経済社会論」『専修経済学論集』41巻3号,2007。
目次
第一章 高等教育「産業化」論
1 八〇年代の「企業学校」ブームの意味
2 教育需要の増加と教育の「産業化」
第二章 高度知識社会化と大学二部教育改革
1 昼間部予備軍となった「二部教育」
2 二部教育改革の基本方向(素案)
3 二十一世紀型「二部教育」試説
4 「オーストラリアの大学」断章
第三章 「出口」からの大学教育改革論
1 就職指導の立場から望まれる「教育施策」
2 就職指導の立場から望まれる「学生部」
3 「学生生活」 ― 就職指導の立場から望むこと
第四章 一経済学教師の軌跡 ― あとがきに代えて―